ロジテック LAN-WH300AN/DGRのレビュー

18cmのロングアンテナ搭載
ロジテック LAN-WH300AN/DGRは、18cmものロングアンテナを搭載した無線LANルーターです。
11n/a/g/bに対応しており、5Ghz帯も使用することが可能なので、電波の混信が少なく安定した通信を行えます。2.4GHz帯と5GHz帯の同時利用も可能です。
また、USB機器を無線LANルーターに接続し、パソコンから無線経由でUSB機器を利用できる機能も搭載しています。1台のUSB機器を複数のパソコンで使用する場合や、パソコンをよく持ち出す方に便利です。
ここがすごい - 5GHz帯も使用できる

試しに踏んでみたが異常なし
無線LANの多くは、11b/11g規格の2.4GHz帯を使用することが多いのですが、この周波数帯は電子レンジやコードレス電話などの電波干渉を受けやすいというデメリットがあります。
一方、ロジテック LAN-WH300AN/DGRは、11aの規格で使われる電波干渉を受けにくい5GHz帯を使用することができます。他の機器で使用している可能性が少ない周波数帯なので、安定した通信を実現できます。
ここがすごい - USB機器を無線で利用できる
ロジテック LAN-WH300AN/DGRは、USB機器を無線で利用できる機能を持っています。
具体的には、USBメモリや、USBプリンタ、USB外付けハードディスクなどのUSB機器を無線LANルーターに接続し、パソコンからは無線経由でUSB機器を利用します。
ただし、すべてのUSB機器が使用できるわけではありません。筆者も幾つかのUSB機器を接続してみましたが、使える機器と使えない機器がありました。
また、USB機器を使用できるのは1人(1台のPC)に限られ、他の人が使用中のときはUSB機器を使用することができません。NASのように複数の人(PC)から同時接続できるわけではないので、ご注意ください。
下図は、パソコンからUSB機器を利用するときの管理ツールです。左の図が自分がUSB機器を利用しているときの図です。利用したいUSB機器をダブルクリックするだけで利用可能になります。右の図は、他の人がUSB機器を使用中のときです。この場合、USB機器を利用することはできません。ただし、現在USB機器を使用している人に対して、利用したい旨のメッセージを送ることも可能です。
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| 自分がUSB機器を使用中のとき | 他の人がUSB機器を使用中のとき |
無線LANの速度テスト
LAN-WH300AN/DGRの無線速度を計測してみました。18cmのロングアンテナということで期待していました。思ったほどではないものの、まずまずの速度は出たと思います。ただし、他社メーカーの最上位機種の速度も計測してみましたが、これらもほぼ同じような速度はでます。
無線LANの速度テストは次のような手順で行いました。
(1) 無線LAN親機のLANポートにファイルサーバを有線LANで接続
(2) PC2から無線で接続
(3)
PC2からPC1の共有フォルダをドライブマップ
(4) Crystal DiskMark 3.0で速度を計測。テストサイズは50MB、テスト回数は5回
結果は以下に掲載します。
尚、下記のテスト結果は、筆者の作った環境でのテスト結果です。他の環境や別の計測方法により、結果は大きく異なることご了承ください。
無線LAN速度のテスト結果(2.4GHz帯の11n)
多くの方はパソコンの内蔵の無線LAN子機で通信すると思いますので、今回は内蔵子機で無線速度を計測しました。
テスト環境
クライアントPC:富士通 LIFEBOOK PH(Core i5-2410M、メモリ4GB、Windows 7)
無線LAN子機:上記パソコン内蔵の無線LAN子機(Intel Centrino Wireless-N + WiMAX 6150)
無線LAN親機:ロジテック LAN-WH300AN/DGR
ファイルサーバ:マウスコンピューター(LuvBook L)
無線通信:2.4GHz帯の11n(理論値の最大速度300Mbps)
テスト結果その1(親機と子機が同室)

親機と子機の場所
無線LAN親機:1F
無線LAN子機:親機と同室で1mの距離
テスト結果
シーケンシャルリード:12.13MB/s (≒ 97.0Mbps)
テスト結果その2(親機と子機が別室)

親機と子機の場所
無線LAN親機:1F
無線LAN子機:1Fの別室、親機とは直線距離で10mくらい離れた場所
テスト結果
シーケンシャルリード:11.23MB/s (≒ 89.8Mbps)
18cmのロングアンテナを搭載してる本機の無線LAN速度は、思ったほどではないですが、私の自宅の環境ではまずまずの速度であったと思います。他社の最上位機種並の速度はでていたと思います。
無線LAN速度のテスト結果(5GHz帯の11n)
ロジテックのLAN-WH300AN/DGRは、5GHz帯の11nで無線通信することができます。そこで、5GHz帯の11nの無線LAN速度も計測してみました。
今回は、手元に5GHz帯の11nで通信できる子機内蔵のパソコンがなかったため、USB接続タイプのNEC Aterm WL300NU-AGをテストに使用しました。
テスト環境
クライアントPC:富士通 LIFEBOOK PH(Core i5-2410M、メモリ4GB、Windows 7)
無線LAN子機:NEC Aterm WL300NU-AG
無線LAN親機:ロジテック LAN-WH300AN/DGR
ファイルサーバ:マウスコンピューター(LuvBook L)
無線通信:5GHz帯の11n(理論値の最大速度300Mbps)
テスト結果その1

親機と子機の場所
親機:1F
子機(パソコン):親機と1mの距離
テスト結果
シーケンシャルリード:17.40MB/s (≒ 139Mbps)
テスト結果その2

親機と子機の場所
親機:1F
子機(パソコン):1Fの別室
テスト結果
シーケンシャルリード:8.254MB/s (≒ 59.8Mbps)
こちらも、まずまず速い速度であったと思います。ただ、外付けの子機であるためか、親機から離れれば離れるほど速度低下が著しかったです。
無線LANの通信可能距離
次は、無線LANの通信可能距離を調べました。家の中ではどこでも通信可能なので、外へ出てどこまで通信できるか確認しました。
テスト環境は、「無線LAN速度のテスト結果(2.4GHz帯の11n)」のときと同じ環境です。
結果は次のようになりました。他社の無線LANルーターと比較しても電波はよく届くほうだと思います。

無線LANの通信可能距離
有線LANの速度テスト
次に有線LANの速度も計測してみました。
テスト環境
クライアントPC:富士通 LIFEBOOK PH(Core i5-2410M、メモリ4GB、Windows 7)
無線LAN親機:ロジテック LAN-WH300AN/DGR
ファイルサーバ:マウスコンピューター(LuvBook L)
有線通信:1GbpsのLANで計測
テスト結果

テスト結果
シーケンシャルリード:90.42MB/s (≒ 723Mbps)
有線LANは十分な速度が出ていたと思います。
ここは残念
ここでは、やや残念な点を挙げます。
まず、有害サイトブロック機能がありません。現在、多くの無線LANルーターにはこの機能がついていますが、本機にはありません。有害サイトブロック機能とは、主に子供に有害なWebサイトをブロックする機能です。ブロックするWebサイトのカテゴリは、自由に設定可能です。無線LANルータ配下のパソコンは、すべて監視対象に入り、パソコンにソフトをインストールする必要がないので便利な機能です。
また、どこかの口コミでも書いてあったのですが、WAN側のIPを手動で設定するときに、デフォルトゲートウェイを設定できません。上位のルーターへパケットを送れないので、WAN側IPを手動で設定するときは注意が必要です。
まとめ
以上が、18mのロングアンテナを搭載しているロジテック LAN-WH300AN/DGRのレビューでした。思ったほどの速度は出ませんでしたが、他社の最上機種と同等の速度は出ていたと思います。無線機能に関しては問題ないと思います。
USB機器を無線化できるのもメリットです。アイ・オー・データの無線LANルーターにも同様の機能があり、もし同社製のUSB機器を無線化したいのなら、同じメーカーであるアイ・オー・データの無線LANルーターを購入したほうがいいと思います。
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