当サイトは、パソコン・周辺機器・ソフトの比較サイトです。価格ではなく、機能・性能面について比較しているのが特徴です。

THE比較 >  無線LANの比較 > 無線LANの選び方

無線LANの選び方

更新日:2012年1月14日

あなたにピッタリの無線LANの選び方を紹介します。

無線LANの選び方

無線LANを選ぶときのポイントは次の3つです。

ポイント1 規格の種類

無線LANの規格には、主に以下の4つがあります。

規格 速度(理論値) 周波数帯 特徴
IEEE802.11n (11n 450Mbps/
300Mbps
2.4GHz
5GHz
通信距離が長い
障害物に強い

電子レンジやBluetoothなどの電波干渉を受けない(5GHzの周波数帯を使った場合のみ)
価格が高い
IEEE802.11g (11a 54Mbps 5GHz 障害物に弱い
屋外で使用できない
電子レンジやBluetoothなどの電波干渉を受けない
IEEE802.11g (11g 54Mbps 2.4GHz 障害物に強い
電子レンジなどの電波干渉を受ける
IEEE802.11b (11b 11Mbps 2.4GHz

今から購入するならIEEE802.11nの製品の購入が断然おすすめです。最近は最大450Mbpsの速度が出る11n対応の無線LANルーターも発売されています。

家庭の無線LANルーターは2.4GHz帯と、5GHz帯のどちらかで通信します。前者は障害物に強く、後者は電波干渉が少ないという特徴があります。無線LANルーターから遠い場所でPCなどを使う場合、両方に対応した製品のほうが、両方の周波数帯で接続を試すことができるためおすすめです。また、パソコン、ゲーム機、テレビ、タブレットなど複数のデバイスを無線LANに接続する場合も、両方の周波数帯に対応した製品のほうがおすすめです。

ポイント2 (外付けの)無線子機の種類

最近のパソコン、プリンター、タブレットなどの機器は無線子機を内蔵している場合が多いので、外付けの無線子機を購入する必要はあまりなくなってきています。

ただ最新の高速無線LAN環境を作りたい場合や、テレビやデスクトップPCなどの有線LANのみ対応した機器の場合は、外付けの無線子機が必要になってきます。無線子機には、次のようなものがあります。

画像 子機の種類 接続方法 特徴
無線LANカード PCカードスロット ノートパソコンへ接続可能
無線USB子機 USB2.0 USB端子を持ったパソコンへ接続可能
イーサネットコンバータ LANポート 有線LANで接続できる機器へ接続可能。
例えば、NASやテレビやパソコン。
プリントサーバ USB プリンターに接続可能

無線LANカードは、ノートパソコンに接続できます。しかし、最近のパソコンは、ExpressCardが搭載されPCカードスロットがない場合もありますので、ご自分のパソコンをよくお確かめ下さい。また、初めから無線LANが内蔵しているパソコンが多く、その場合は子機の購入は必要ありません。ただし、最新の450Mbpsに対応した無線LANルーターを利用した場合は、パソコンが450Mbpsに対応していない場合が多いため、そういったケースの場合は子機を購入する必要があります。

無線USB子機は、USB2.0以上に対応しているパソコンであれば使用可能です。ただし、古いパソコンだと、USB1.1にしか対応していないため、ご注意下さい。

イーサネットコンバータは、LANケーブルで有線LANに接続できる機器なら、すべて無線でつなぐことができます。イーサネットコンバータについては、体験レビュー「部屋全体を無線LAN!WZR2-G300N/EV」(記事がやや古いです)にレビュー記事もありますので、詳細はこちらをご覧下さい。

プリントサーバは、プリンタを無線LANに繋げられる子機です。

各無線子機の使える範囲を次の通り図にしてみましたので、こちらもあわせてご覧下さい。


各子機を使える機器

ポイント3 有害サイトブロック機能

お子さんのいる家庭では、有害サイトブロック機能がついた無線LANもおすすめです。 

有害サイトブロック機能とは、ホームページを観るときに、アダルトや、出会い、麻薬、自殺などの危険なページをブロックしてくれる機能です。 子供がいる方におすすめですし、大人もウイルスや詐欺から比較的守られるのでおすすめです。年間約2,000~3,000円でサービスを利用可能です。

詳細は、「悪質サイトブロック特集」(外部ページ:NEC)をご覧下さい。

その他の用語説明

上で挙げた項目の他に、よく出てくる用語の説明をします。

認証暗号化方式 - WEP、WPA、WPA2など

無線LANの暗号化認証方式は主にWEPWPAの2つに分けれられます。
WEPは脆弱性が報告されており、それを改善したものがWPAであり、認証機能も備えています。
さらにWPAの暗号化方式を改良したものがWPA2です。

WPAWPA2は、さらに認証機能と暗号化方式で次のように分けられます。

まず認証機能は、PSKEAPに分けられます。
PSKは、アクセスポイントと子機に事前に入力した共通の文字列(鍵)を用いて認証します。
EAPは、認証サーバを用いて、複数の認証方法を選択でき、主に企業で使用されます。

次に暗号化方式は、TKIPAESとに分けられます。
TKIPは、WEPと違い暗号鍵を一定間隔で変更しセキュリティを高めていますが、脆弱性そのものは残っています。
AESは、次世代の暗号化方式で、まだ解読方法が見つかっていません。
本来、AESは、WPA2で使われる暗号化方式なのですが、おそらく各メーカーが認定を受ける前にAESをWPAで使っていたため、WPA-PSK(AES)というのが存在しているのだと思います。

家庭内で無線LANで通信するときは、現在のところ、WPA-PSK(AES)または、WPA2-PSK(AES)がおすすめです。

2.4GHz帯と5GHz帯

無線LANは規格によって周波数帯が異なります。11gと11bは2.4GHz帯を用い障害物に強いのですが電子レンジなどノイズの影響を受けやすいという特徴があります。11aは5GHz帯を用いており、同周波数帯を使用している機器がすくないため電波干渉が少なく通信がスムーズですが、障害物には弱いという特徴があります。

11nは2.4GHz帯でも5GHz帯でも使用できます。親機の近くで使うときは電波干渉の少ない5GHz帯で接続したほうが速度が速い場合が多いです。障害物の多い家で使うときは、2.4GHz帯で接続したほうが速い場合が多いです。

製品によっては、2.4GHz帯と5GHz帯を同時に使用できる製品もあります。 このような製品を使えば、パソコンは電波干渉の少ない5GHzの11nで使用し、その他の機器は2.4GHz帯の11nで使用するといった使い分けができます。

マルチSSID

パソコンを無線LANで接続するときは、セキュリティ強度の高い(盗聴されにくい)AESを使ったほうが良いです。しかし、ニンテンドーDSなどのゲーム機はセキュリティ強度の低いWEPにしか対応していない場合が多いです。この場合、もし、マルチSSIDに対応していない場合はWEPで通信するしかなくなります。

しかし、マルチSSIDに対応している製品なら、パソコンはAESを、ゲーム機はWEPを使うといった方法をとることができます。

無線で通信するゲーム機を持っているならマルチSSID対応製品がおすすめです。

WPS

WPSとは、無線LANの設定を簡単にできるようにする仕様のことです。

以前から、バッファロー社なら「AOSS」、NEC社なら「らくらく無線スタート」など、無線LANは、ボタンを押すだけで比較的簡単に設定できました。しかし、これらは互換性が無く、親機がバッファロー、子機がNECの場合などは設定することができませんでした。また無線LAN内蔵のパソコンなどは、AOSSなど使うことができず、手動で設定を行う必要がありました。

しかし、2007年1月、Wi-Fi Allianceは、無線LANの設定を簡単にできる仕様『WPS』を策定しました。各メーカーがこの仕様に対応する形で、共通した方法で設定できるようになります。

詳細は、「WPSで難しい無線LAN設定にさよなら!?」(外部リンク)をご覧下さい。

最後に

以上が、無線LANの選び方でした。これらのことを踏まえて、ご自分にピッタリの無線LANを探してみましょう。

無線450Mbps、有線1GBの製品 無線300Mbps、有線1GBの製品 無線300Mbps、有線100Mの製品 Wi-Fiルーターの比較
無線450Mbps
有線1Gbps
無線300Mbps
有線1Gbps
無線300Mbps
有線100Mbps
無線 ~150Mbps
無線、有線とも高速だが、価格がやや高い 速度と価格のバランスが良い。これでも十分 有線速度が遅い。非有線LAN環境なら問題ない 小型でバッテリ駆動。主に外出用。

価格がやや高めでも構わなければ、無線450Mbps対応の製品がおすすめです。パソコン内蔵の無線子機がまだ450Mbpsに対応していない場合が多いですが、今後は増えるはずです。

速度と価格のバランスが良いのは、無線300Mbpsの製品だと思います。有線LANが1Gbpsの製品と、100Mbpsの製品に分かれますが、1Gbpsの製品はNASやパソコンなどの一部の製品を有線LANで接続している場合におすすめです。

LANに繋げているPCやタブレット、ゲーム機などがすべて無線LANで通信している場合、有線LANが100Mbpsの製品でも構わないです。

外出先で、Wi-Fiのみに対応したタブレットやゲーム機、パソコンをインターネットに接続したい場合は、Wi-Fiルーターが良いでしょう。