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無線LANの選び方

更新日:2008年3月18日

無線LANっていっぱい製品があるけど、どれを選んだらいんだろう・・・
ここでは、あなたにピッタリの無線LANの選び方を紹介します。


このページでは、セキュリティの設定について解説しています。

無線LANを使うと、家の外からなど、他人に侵入されやすくなります。
私の体験談として、製品購入後、無線LANブロードバンドルータのスイッチを入れてないのに、パソコンを起動しただけでインターネットにつながってしまったことあがありました。これは近くの家の無線LANブロードバンドルータが最初の設定のまま使用しており、どのパソコンからもアクセスOK状態になっていたため、私のパソコンからもアクセス可能になっていたようです。もし私に悪意があれば、無線LANブロードバンドルータ経由で隣の家のパソコンにアクセスし情報を盗むことも可能でした。

このようなことがないように、無線LANを使う場合は、SSIDと、暗号化と、MACアドレス制御の3つの設定をしてください。

SSIDとは、簡単に言うとアクセスポイント(この場合、無線LANブロードバンドルータを指す)の名前みたいなものです。この名前を無線LANブロードバンドルータに設定すると、パソコン側にも同じSSID名を登録してあげないと、インターネットに出れなくなります。

暗号化とは、データを盗聴されても内容がわからないようにすることです。無線は電波としてデータをやり取りします。そのため家の外からそのデータを拾い盗むことが可能です。データを盗み取られても内容がわからないよいように、通信内容を暗号化することが必要です。
無線LANの暗号化方式は主にWEPWPAの2つに分けれられますが、WEPは脆弱性が報告されており、それを改善したWPAが最近は使われます。WPAは、暗号化の他に認証機能も備えており、次のように分類されますす。
  ・認証機能による分類・・・PSKEAP
  ・暗号化方式による分類・・・TKIPAES
EAPは、認証サーバを用いるため企業向けです。
家庭ではまだ解読方法が見つかっていないAESが良いでしょう。
そのため、家庭では、WPA-PSK-AESの組み合わせを使うことが現在おすすめです。

MACアドレス制御とは、パソコンの(LANカードの)MACアドアレスというもので、無線LANブロードバンドルータにアクセスできるパソコンを制御することです。LANカードには他のLANカードとは絶対に重複しない番号がついており、これをMACアドレスといいます。無線LANブロードバンドルータにこのMACアドレスを登録しておけば、登録したMACアドレスを持つLANカードからしかインターネットにアクセスできなくなります。








無線LANの選び方

無線LANを選ぶときのポイントは次の3つです。 これ以外の機能は、各製品とも大体備わっているのであまり気にする必要はありません。




ポイント1 規格の種類

無線LANの規格には、主に以下の4つがあります。

規格 速度(理論値) 特徴
Draft IEEE802.11n (Draft 11n 130Mbps〜
300Mbps
通信距離が長い
障害物に強い

電子レンジなどの電波干渉を受ける
Draft 11n対応の無線LANルータは少し高い
IEEE802.11g (11a 54Mbps 障害物に弱い
電子レンジなどの電波干渉を受けない
IEEE802.11g (11g 54Mbps 電子レンジなどの電波干渉を受ける
IEEE802.11b (11b 11Mbps 電子レンジなどの電波干渉を受ける

無線LANルータ(親機)を置く場所と、パソコンが別の部屋にある場合は、Draft 11nに対応している無線LANを購入するのが無難です。

無線LANルータ(親機)の近くで、主にインターネットしか使わない場合は、11gまたは11aの規格に対応していれば十分だと思います。

無線で接続するパソコンや周辺機器がたくさんある場合、Draft 11n対応で、かつ11a11gが同時に使える製品が良いと思います。 ある機器は11aを、ある機器は11gを使うようにすれば、より多くの機器を高速に接続することができます。



ポイント2 無線子機の種類

無線子機には、次のようなものがあります。 また、最近のパソコンは、無線LAN子機が内蔵しているものも多いです。

画像 子機の種類 接続方法 特徴
無線LANカード PCカードスロット ノートパソコンへ接続可能
無線USB子機 USB2.0 USB端子を持ったパソコンへ接続可能
イーサネットコンバータ LANポート 有線LANで接続できる機器へ接続可能。
例えば、NASやテレビやパソコン。
プリントサーバ USB プリンターに接続可能

無線LANカードは、ノートパソコンに接続できます。 しかし、最近のパソコンは、ExpressCardが搭載されPCカードスロットがない場合もありますので、ご自分のパソコンをよくお確かめ下さい。

無線USB子機は、USB2.0に対応しているパソコンであれば使用可能です。 ただし、古いパソコンだと、USB1.1にしか対応していないため、ご注意下さい。

イーサネットコンバータは、LANケーブルで有線LANに接続できる機器なら、すべて無線化できます。 体験レビュー「部屋全体を無線LAN!WZR2-G300N/EV」にレビュー記事もありますので、詳細はこちらをご覧下さい。

プリントサーバは、プリンタを無線LANに繋げられる子機です。 詳細は「プリントサーバの比較」をご覧下さい。

各子機を使える機器を次の通り図にしてみましたので、こちらもあわせてご覧下さい。


各子機を使える機器




ポイント3 有害サイトブロック機能

お子さんのいる家庭では、有害サイトブロック機能がついた無線LANもおすすめです。 

有害サイトブロック機能とは、ホームページを観るときに、アダルトや、出会い、麻薬、自殺などの危険なページをブロックしてくれる機能です。 子供がいる方におすすめですし、大人もウイルスや詐欺から比較的守られるのでおすすめです。 年間約3150円でサービスを利用可能です。 2008年3月現在ですと、コレガとNECの製品が対応しています。

詳細は、「インターネット悪質サイトブロックサービス for BBルータ」(外部ページ)をご覧下さい。



その他の用語説明

上で挙げた項目の他に、よく出てくる用語の説明をします。

認証暗号化方式 - WEP、WPA、WPA2など

無線LANの暗号化認証方式は主にWEPWPAの2つに分けれられます。
WEPは脆弱性が報告されており、それを改善したものがWPAであり、認証機能も備えています。
さらにWPAの暗号化方式を改良したものがWPA2であり、現在解読方法はありません。

WPAWPA2は、さらに認証機能と暗号化方式で次のように分けられます。

まず認証機能は、PSKEAPに分けられます。
PSKは、アクセスポイントと子機に事前に入力した共通の文字列(鍵)を用いて認証します。
EAPは、認証サーバを用いて、複数の認証方法を選択でき、主に企業で使用されます。

次に暗号化方式は、TKIPAESとに分けられます。
TKIPは、WEPと違い暗号鍵を一定間隔で変更しセキュリティを高めていますが、脆弱性そのものは残っています。
AESは、次世代の暗号化方式で、まだ解読方法が見つかっていません。
本来、AESは、WPA2で使われる暗号化方式なのですが、おそらく各メーカーが認定を受ける前にAESをWPAで使っていたため、WPA-PSK(AES)というのが存在しているのだと思います。

家庭内で無線LANで通信するときは、現在のところ、WPA-PSK(AES)または、WPA2-PSK(AES)がおすすめです。


WPS

WPSとは、無線LANの設定を簡単にできるようにする仕様のことです。

以前から、バッファロー社なら「AOSS」、NEC社なら「らくらく無線スタート」など、無線LANは、ボタンを押すだけで比較的簡単に設定できました。 しかし、これらは互換性が無く、親機がバッファロー、子機がNECの場合などは設定することができませんでした。 また無線LAN内蔵のパソコンなどは、AOSSなど使うことができず、手動で設定を行う必要がありました。

しかし、2007年1月、Wi-Fi Allianceは、無線LANの設定を簡単にできる仕様『WPS』を策定しました。 各メーカーがこの仕様に対応する形で、共通した方法で設定できるようになります。

詳細は、「WPSで難しい無線LAN設定にさよなら!?」(外部リンク)をご覧下さい。

最後に

以上が、無線LANの選び方でした。 これらのことを踏まえて、ご自分にピッタリの無線LANを探してみましょう。

Draft 11nの無線LANの比較表

理論値で300Mbpsの速度がでる無線LANです。

11a,11g,11bの無線LANの比較表

理論値で54Mbpsの速度がでる無線LANです。