i-フィルター for BUFFALO vs インターネット悪質サイトブロック
ルータ型の有害サイトフィルタリングの頂上対決!!
ここでは、ルータ型の有害サイトフィルタリングの機能比較を行います。

vs インターネット悪質サイトブロック
無線LANルータやブロードバンドルータには、有害サイトフィルタリング機能がついている製品があります。ここではこの「有害サイトフィルタリング」の性能について比較します。
比較するのは、「i-フィルター」と「インターネット悪質サイトブロック」です。 i-フィルターはバッファローの一部のルータ製品で使用できます。 インターネット悪質サイトブロックは、NECやコレガの一部のルータ製品で使用できます。
尚、今回使用したルータは、
バッファローのWZR-HP-G300NH
NECのWR8500N
です。WZR-HP-G300NHはi-フィルターが、WR8500Nではインターネット悪質サイトブロックが使えます。
ルータ型のフィルタリングソフトは何がいいの?
有害サイトフィルタリングの機能を比較する前に、ルータ型のフィルタリングは、何が良いかを説明します。 良い点は次の2つです。

まず1つ目は、パソコンにソフトをインストールする必要がないという点です。 そのためパソコンの動作が遅くなることがありません(ただしルータ側でフィルタリング処理することでインターネット接続はほんの少し遅くなります)。また、他のソフトとの相性や、OSやブラウザの種類を気にする必要がありません。
2つ目は、複数台のPCが、1ライセンス(3150円/年間)で使えることです。 ソフトをインストールするタイプだと、PC台数分のライセンスが必要ですが、ルータ型であれば、パソコンが何台あっても1ライセンスで大丈夫です。

ブロック率のテスト結果
「i-フィルター for BUFFALO」と、「インターネット悪質サイトブロック」の他に、セキュリティソフトの中で最も有害サイトブロック率の高いウイルスバスター 2009について、性能を比較しました。 計測したのは、各カテゴリ毎のブロック数と、全体のブロック率です。 各カテゴリのサイトは、Yahooで検索して上位に表示されたものを選択しました。ただし、無害なサイトは除外しています。
結果は次の通りです。
| i-フィルター for BUFFALO | インターネット悪質サイトブロック | ウイルスバスター 2009 | ||
| 各カテゴリのブロック数 (ブロック数/閲覧数) |
アダルト | 10/10 | 10/10 | 10/10 |
| 無修正 動画 | 10/10 | 10/10 | 9/10 | |
| エロ 画像 | 9/10 | 10/10 | 9/10 | |
| SEX | 10/10 | 10/10 | 9/10 | |
| 出会い | 10/10 | 10/10 | 9/10 | |
| 風俗 | 10/10 | 10/10 | 10/10 | |
| ヌード | 10/10 | 10/10 | 10/10 | |
| ホストクラブ | 10/10 | 10/10 | 8/10 | |
| おっぱい | 10/10 | 10/10 | 10/10 | |
| 盗撮 | 10/10 | 10/10 | 10/10 | |
| ワンクリック詐欺 ※1 | 8/10 | 9/10 | 5/10 | |
| ダウンロード雑誌 (アダルト編) ※2 |
91/100 | 96/100 | 91/100 | |
| ブロック率 | 94% | 97% | 90% | |
※1 ワンクリック詐欺サイトは、ワンクリック詐欺サイトデータベースのサイトを参照しました。
※2 ダウロード雑誌(アダルト編)とは、「読者が選んだダウンロードサイト ランキング2009上半期 BEST」に書かれてあるアダルトサイトを表示し、ブロックされるか確認しました。
私の予想としては、i-フィルターのブロック率が最も高いかなと思っていたのですが、最もブロック率が良かったのは、「インターネット悪質サイトブロック」でした。 正直、ここまでブロック率が良いとは思っていませんでした。
また、ウイルスバスターも大健闘でした。 URLが頻繁に変わるワンクリック詐欺サイトには弱いものの、他のカテゴリのブロック率はとても良かったです。
3、4年前は、各社とももっと性能が悪かったのですが、最近は大変良くなっていることがわかりました。このブロック率なら、「i-フィルター」でも「インターネット悪質サイトブロック」でも使って安心だと思います。
無害サイトの誤認の検証
有害サイトのブロック率が良くても、通常の無害なサイトが誤認で見れないと不便です。 キーワードマッチングで判定しているソフトは誤認が多く、使いものにならないことがしばしばあります。 ここでは、フィルタリングに引っ掛かりそうなキーワードがタイトルに入っているサイトを閲覧し、閲覧できるか確認しました。
結果は以下の通りです。
| i-フィルター for BUFFALO | インターネット悪質サイトブロック | ウイルスバスター 2009 | |
| 歌舞伎町ポータルサイト | すべて閲覧可能! | ||
| SEX MACHINEGUNS OFFICIAL WEBSITE | |||
| SEX and the CITYオフィシャルサイト | |||
| ヌードプラス(下着通販) | |||
| 不正性器出血 - goo ヘルスケア | |||
| おっぱいバレー 公式サイト | |||
| 盗撮・盗聴 - Yahoo!ニュース | |||
| ふたりエッチ オフィシャルコーナー | |||
| 応急手当ての方法(体位管理) | |||
| イヌブルセラ症 東京都福祉保健局 | |||
見事に、どのソフトもすべて閲覧することができました。 どのソフトも優秀です。
フィルタリングカテゴリの比較
「i-フィルター for BUFFALO」と、「インターネット悪質サイトブロック」のフィルタリングカテゴリを紹介します。
まずは、i-フィルター for BUFFALO のフィルタリングカテゴリです。 大分類として「小学生向け」、「中学生向け」、「高校生向け」、「リビング向け」の4つがあります。 そして、「性行為・性風俗」、「ヌード・アダルトグッズ」、「グラビア」などの小分類があります。
フィルタリングは、大分類で設定することもできますし、手動で小分類を細かく設定することもできます。

次は、「インターネット悪質サイトブロック」のフィルタリングカテゴリです。 こちらは「小学生以下」、「中学生」、「高校生」、「大人」の4つのカテゴリしか選択できませんでした。
購入後にわかったのですが、NECの無線LANルータの「インターネット悪質サイトブロック」機能は、この4つしか選択できないそうです。しかし、コレガの無線LANルータなら、もっと細かい小分類まで設定することが可能だそうです。

i-フィルター for BUFFALO の注意点

i-フィルター for BUFFALO を使ってみて、注意が必要だと思った点を書きます。
まず、ウイルスバスター 2009 が入っているパソコンでWeb閲覧すると、右の図のように、「Internet Explorer ではこのページは表示できません」の表示が多発します。もちろん、ウイルスバスターの有害サイト対策機能はOFFにしてあります。
この後、更新ボタンを押すと正常に表示されるので、HTMLファイルのロードが途中で止まっているようです。
別ののパソコンから試しても再現しました。 ウイルスバスター 2009 ではなく、ESET Smart Security をインストールしてみたら、今度は正常にWeb閲覧できるようになりました。 他の環境でどうなるかは分かりませんが、ウイルスバスターを使っている人は、i-フィルター for BUFFALO は使わないほうが良いかもしれません。もしくは、セキュリティソフトを乗り換えましょう。
尚、インターネット悪質サイトブロック は、ウイルスバスター 2009 がインストールされていても正常に使えました。
インターネット悪質サイトブロックの注意点

インターネット悪質サイトブロック を使ってみて、注意が必要だと思った点を書きます。
上でも書きましたが、NECの無線LANルータの「インターネット悪質サイトブロック」の機能を使うと、フィルタリングカテゴリ(ブロックレベル)が、「小学生以下」、「中学生」、「高校生」、「大人」の4つしか選択できません。
コレガの無線LANルータは71カテゴリからルール設定できるので、細かく設定したい人はコレガの無線LANルータが良いでしょう。

また、ブロックレベルを設定するときは、対象のパソコンのIPアドレスを指定しなくてはなりません。 パソコンごとにブロックレベルを変えられるという利点はありますが、もし、ブロックレベルを指定していないIPアドレスのパソコンがあると、そのパソコンはフィルタリングがかかりません(全部見れてしまいます)。 ちょっと知識があれば、IPアドレスを手動で変更し、フィルタリングをスルーすることができます。IPをDHCPで取得している場合は、IPアドレスが変わって、見れてしまうこともあります。
尚、i-フィルター for BUFFALOは、ルータを経由するPCはすべて、フィルタリングの対象になります。しかし、i-フィルター for BUFFALOは、パソコンごとにブロックレベルを設定することはできません。 IPを指定して、ブロック対象から除外することはできます。
セキュリティソフトは必要ない?
念のため書きますが、「i-フィルター for BUFFALO」または、「インターネット悪質サイトブロック」 のような有害サイトフィルタリングを導入しても、セキュリティソフトは必要です。 有害サイトフィルタリングソフトを使えば、悪質なサイトからウイルスなどが侵入する可能性は減りますが、USBメモリ等によるウイルス感染には無防備です。またPDFやWordファイルを開いて感染するウイルスなどにも無防備です。 PCやインターネット全般にセキュリティの詳細については、インターネットセキュリティをご覧ください。
まとめ
「i-フィルター for BUFFALO」、「インターネット悪質サイトブロック」は、両方とも優れた有害サイトフィルタリング性能でした。
ただし、以下のような注意点があります。
i-フィルター for BUFFALOの注意点
インターネット悪質サイトブロックの注意点
有害サイトフィルタリング機能がついている無線LANルータは、下記のページから確認できます。ご確認ください。

