オンラインストレージ:SafeSyncのレビュー

リアルタイム同期+世代管理可能
ローカルフォルダとリモートフォルダをリアルタイムに同期可能で、しかも世代管理(以前のバージョンのファイルへの復元)もできるオンラインストレージです。
遠隔地にデータを同期できることもあり、バックアップ用途に最適です。
ストレージ容量も無制限で、価格も4,980円/年額と魅力的なサービスです。
ここでは、今までにない魅力がてんこもりのSafeSyncについてレビューします。
2011/03/12
ご注意!
SafeSyncの新ラインアップと提供価格について 3月15日13時より、下記の新ラインアップでの提供をトレンドマイクロ・ オンラインショップにて開始いたします。 本変更に伴い、3月9日11時をもって、容量無制限4,980円/年のサービスは 新規販売を終了いたします(現在ご利用中のお客様は、次年度以降の契約更新はできません)。
・新ラインアップ(上限容量、価格)
20GB:4,480円
50GB:8,980円
100GB:14,800円
※上記は1アカウントあたり1年間のサービス利用料金です。
SafeSyncを現在ご利用中のお客様について ご契約期間内(最大一年間)は、引き続き、容量無制限でサービスを提供いたします。契約期間中もしくは契約満了後、新ラインアップの ご契約を頂いた場合には、新ラインアップ価格の50%割引の特別料金 にてご提供いたします。 本サービスの解約をご希望のお客様には、契約期間の残存期間に応じて 料金を返金いたします。お客様へのご対応の詳細内容およびお問い合わせ 先は、下記サポートウェブでご案内しております。 SafeSync オンラインストレージ サポートウェブ
合計容量1500GB(仮想ドライブのプロパティでは1.46TBと表示) を超えてデータをアップロードするには、トレンドマイクロサポート窓口へ 連絡する必要があります。詳しくは「こちら」をご参照ください。
オンラインストレージ上への読み/書き方法
ローカル(お使いのパソコン)のファイルから、SafeSyncのオンラインストレージ上へ書き込み or 読み出しをするには、主に次の3種類の方法があります。
方法1:ローカルフォルダとリモートフォルダを同期する方法
方法2:マウントされたドライブに対して読み書きする方法
方法3:Webブラウザを使って読み書きする方法
詳細は次に見ていきます。
方法1:ローカルフォルダとリモートフォルダを同期する方法
オンラインストレージへの読み書き方法の1つは、ローカルフォルダ(パソコン上のフォルダ)と、リモートフォルダ(オンラインストレージ上のフォルダ)を同期させる方法です。下図のように2つのフォルダを指定すれば、ほぼリアルタイムで同期することが可能です。フォルダは任意の場所を指定できます。
ローカルフォルダへファイルを保存すると、保存完了後に、バックグラウンドでオンラインストレージ上へコピーされます。オンラインストレージ上への保存が完了するまで、ローカルフォルダの保存が待たされることはありません。ローカルフォルダは、今までと同じ書き込み/読み込みで使用することができます。
消えては困るファイルはこの方法で保存すると良いでしょう。消えても困らないファイルは、次の「方法2」が良いでしょう。

ロカールフォルダとリモートフォルダを設定し、2つのフォルダを同期することができます。
方法2:マウントされたドライブに対して読み書きする方法
2つ目は、マウントされたドライブに対して直接読み書きする方法です。SafeSyncをインストールすると、オンラインストレージ上のフォルダがローカルドライブにマウントされます。このローカルドライブは普通のエクスプローラで開くことができ、ドラッグ&ドロップでファイルをコピーしたり、直接ファイルを開くこともできます。
ただし、(キャッシュを残すことはできますが)最初のファイルの読み込みは遅いです。
ローカルディスクの空き容量が少ない場合などに、この方法で直接ファイルを保存するとよいでしょう。

オンラインストレージ上のディスクがローカルドライブにマウントされ、ファイルの保存が可能です。
方法3:Webブラウザを使って読み書きする方法
3つ目は、Webブラウザからアクセスする方法です。http://www.safesync.jpをアドレスに入力してアクセスします。SafeSyncのクライアントソフトをパソコン上にインストールする必要はありません。ブラウザへファイルをドラッグ&ドロップすれば、SafeSync上へアップロードすることもできます。会社のパソコンからのアップロードも手軽にできます。

ブラウザを開き、http://www.safesync.jpへアクセスします。

ログイン後、ファイルをプレビュー(上図)したり、ダウンロードしたりすることができます。

「ドラッグドロップアップロード」欄でファイルをアップロードすることができます。
データバックアップ用途として使えるか?
ここからは、用途別に、SafeSyncが適しているかどうかを確認していきます。
まず、パソコンのデータのバックアップ用途に適しているかを確認しました。
個人的な意見として、SafeSyncはリアルタイム同期+世代管理+遠隔地バックアップができるため、バックアップ先としては理想的なソフトだと思います。

以前のバージョンのファイルも復元できる。
リアルタイム同期とは保存したファイルがすぐにバックアップ先へコピーされる機能です。常に最新のデータがバックアップされていることになります。世代管理とは、直前にバックアップしたファイルだけでなく、それ以前のバージョンのファイルへも復元できる機能です。ファイルを保存したけど、やっぱり保存前の状態へ復元したいといったときに役立ちます。遠隔地バックアップとは、パソコンを設置している場所から物理的に離れた場所へバックアップすることです。オンラインストレージはクラウド上(トレンドマイクロのサーバ)にあるため、自宅が火事や直撃の落雷にあってもバックアップデータは安全です。
さらに、バックアップ先のサーバは、(おそらく)耐震、空調、防災がしっかりしたデータセンターに設置されており、ハードディスク等の部品も冗長化されていると思われるため、家庭内で外付けハードディスクへバックアップするよりも安全です。
欠点は、(特性上当たり前ですが)オンラインストレージ上への書き込み速度が遅い点です。我が家で試したところ、約1.73GBのファイルの同期に約7時間かかりました。速度に直すと、約560kbpsの速度です。外付けハードディスクの場合は、実測で20Mbps(=160Mbps)以上の速度は出ます。バックグラウンドで同期するため、普段の利用にそれほど影響はありませんが、大量のデータを保存した場合は、同期が終わるまでなかなかPCの電源を切れないといったこともありえます。
データのメインの保存先して(USB外付けHDDの代わりとして)使えるか?
次に、パソコンのローカルディスクの容量がいっぱいになったので、データはオンラインストレージ上のみへ保存したいといった使い方に問題はないかを確認します。
尚、オンラインストレージへ直接保存するには、上で紹介した方法2のやり方で可能です。
個人的な意見としては、オンラインストレージとはいえデータが消える可能性はあるため、消えては困るファイルを保管する場合はやめたほうがいい思います。オンラインストレージ上のデータをバックアップするという手もありますが、やり方がスマートではありません。
消えては困るファイルの場合は、USB外付けハードディスクを購入してそこへデータを保存し、SafeSyncでオンラインストレージ上へバックアップすると良いと思います。尚、外付けハードディスクとの同期もテストしましたが問題ありませんでした。
複数台PCのデータ共有(データの編集)用途として使えるか?

競合した場合の画面
データを共有し、複数台のPCから編集するような用途に向いているか確認しました。
まず可能か不可能かと言われれば可能です。上で紹介した方法1または、方法2でファイルにアクセスすれば複数のPCから編集することができます。方法1の場合は、複数台のPCでオンラインストレージ上の同じフォルダを同期します。
もし、2台のパソコンから、同じファイルを同時に保存した場合は、右図のような画面が表示されます。競合の発生が表示され、どちらのファイルを保存するか自分で決定できます。
機能面では問題ありませんが、実際使ってみると(私だけの環境かもしれませんが)同期が途中で止まったり、マウントされたドライブが見えなくなったりといったトラブルもありました。複数台で使っていたのが悪かったのか、1台で使っていても起こった現象なのかはわかりません。たまたまかもしれませんが、本環境ではややソフトが不安定であるため、今後のソフトのアップデートに期待です。そのうちソフトのバージョンアップで安定してくるのではないかと思います。
その他機能 - SafeSync上で画像、動画、音楽の再生が可能
SafeSync上で、画像、動画、音楽の再生をすることもできます。対応しているファイル形式は次の通りです。
| 画像ファイル | 動画ファイル | 音楽ファイル |
|---|---|---|
| JPG PNG GIF |
XVID WMV FLV MPEG4 |
MP3 WMA AIF AAC FLAC ALAC RealAudio |
操作手順は次の通りです。

ブラウザからSafeSyncへアクセスします。再生したい画像や動画などを選択し、「選択した項目を見る」を
クリックすると別ウィンドウが表示されコンテンツの再生がはじまります。
iPhone、iPod、iPadやAndroid端末などからも、SafeSyncへアクセスし画像、動画、音楽を再生することができます。ただし端末によって制限があるので動作環境も合わせてご覧ください。

iPod等でSafeSync上からコンテンツを再生するには、App Store で「SafeSync(無料)」のアプリをダウンロードします。
アプリを起動しログイン後、コンテンツを選んで再生します。
その他機能 - 他人へのファイル転送
他の人へサイズの大きなファイルを送信するとき、宅ファイル便やfirestorageなどのファイル転送サービスを利用すると思います。SafeSyncは、そのような用途でも使用することができます。しかも、容量無制限、保存期間無制限です。

他の人へファイルを転送するには、
ブラウザ上からSafeSyncへアクセスし、
ファイルを選択してメールアドレスを入力後、「共有」ボタンを押すだけです。
まとめ
以上が、トレンドマイクロ SafeSyncのレビューでした。
多機能であり、容量も無制限で、価格も安く非常に魅力的なオンラインストレージサービスです。まだサービスが開始されたばかりですので、ソフト面で不安定な部分もありますが、それは今後のアップデートに期待です。
個人的には、ローカルディスクのバックアップ用途に使用するのが一番良いと思います。リアルタイム同期+世代管理+遠隔地バックアップが可能であるため、(アクセス速度が遅いことを除けば)バックアップ用途として理想的です。

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