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カスペルスキー 2012 マルチプラットフォーム セキュリティ の評価

更新日:2011年10月6日

カスペルスキー 2012
マルチプラットフォーム セキュリティ

「仮想実行」で感染しても安心

カスペルスキーの特徴的な機能として、「仮想実行」があります。ブラウザやデスクトップ全体を仮想環境で動作させ、万が一(仮想OSが)ウイルス感染しても、実OS環境には影響が出ません。

また、高性能なスキャンエンジンとファイアウォールを搭載し、価格はやや高いですが、性能は抜群です。

特徴1 - 仮想実行で不正プログラムが実行されても安心

カスペルスキーの特徴的な機能として「仮想実行」があります。

「仮想実行」とは、仮想環境でアプリケーションを動かす仕組みです。何が良いかと言うと、仮想環境で不正なプログラムが実行されたとしても、実環境へ影響を及ぼさないことです。不正なプログラムが実行されPCのシステムファイルを変更しようとしても、アクセスが制限されているため実施できません。

「仮想実行」させる方法は、主に次の3つがあります。

セーフブラウザーを実行すると、下図のようにブラウザの周りが緑色になります。これは仮想環境で実行されていることを示します。例えば、ちょっと怪しいWebサイトを閲覧するとき、このセーフブラウザーを使えば、万が一、不正なプログラムが実行されても、実OSが改変されることはありません。

 

ただし、セーフブラウザーは、文字通りブラウザしか仮想実行されません。ちょっと怪しいファイルをダウンロードして実行させたい場合に使用することはできません。

このようなときは、セーフデスクトップを使用します。セーフデスクトップは、デスクトップ全体を仮想化するため、すべての作業を仮想環境内で実行することができます。

ただし、セーフデスクトップは、64bit OSに対応していません。最近パソコンを買ったのであれば、おそらく64bitOSであるため、セーフデスクトップは使用できません。

セーフデスクトップが使えない環境の場合、個別のアプリケーションを仮想実行すると良いです(下図)。こちらは64bitでも実行できます。ただし、一部使えない機能が出る場合もあるようです。

 

仮想実行の詳しい使い方、制限事項については、 「カスペルスキー インターネット セキュリティ 2012 の仮想実行とは(カスペルスキー公式サポートサイト) 」をご覧ください。

特徴2 - セキュリティキーボード

ネットショッピングやオンラインバンクなどで、カード番号やパスワードを入力すると思います。もしこれらの情報が漏れたら金銭的な被害にあってしまいます。これらの情報を盗むメジャーな方法としてキーロガーというスパイウェアがあります。これに感染すると打ったキーが悪意ある人にすべて漏れてしまいます。

そんなとき役立つのが、セキュリティキーボードです。このキーボードでカード番号やパスワードを入力すると、直接キーボードを打っているわけではないので、キーロガーに情報を盗まれる心配がありません。カード番号などを良く入力する人は役立つと思います。

特徴3 - 高性能なスキャンエンジン

カスペルスキー の評価すべき点に、高性能なスキャンエンジンがあります。

多くのセキュリティソフトやアプライアンス製品にスキャンエンジンをOEM供給しています。以前は、高ウイルス検出率をウリにしているG DATA や F-secureなどにも提供していたほど高性能で実績のあるスキャンエンジンです。

特徴4 - 高性能なファイアウォール

カスペルスキー 2012のファイアウォールは、パソコンからインターネットへ情報が漏れる(リーク)テストにおいて、高い評価を得ています。日本で発売しているセキュリティソフトの中では群を抜いて高い性能です。

万が一、パソコン内でスパイウェアなどが活動し、信頼されるアプリケーションに偽装してインターネット上へ個人情報を送信しようとしても、ブロックしてくれる確率は高いです。

特徴5 - Windows、Mac、Androidのどれにでも3台までインストール可能

カスペルスキー 2012 マルチプラットフォーム セキュリティは、Windows、Mac、Androidのどのデバイスにも、3台までならインストールすることが可能です。パソコンの他に、スマートフォンやタブレットなどを所持している人はお得でしょう。

新機能 - ファイルの安全性の評価「ファイル診断」

カスペルスキー 2012年版から、ノートンのファイルインサイトのような、ファイルの安全性の評価を確認できる機能が追加されました。不審なアプリケーションを実行する前に、安全なファイルかどうかを確認することができます。

ただし、評価数や精度は、ノートンのほうが良いと思います。

新機能 - 刷新されたインターフェース

カスペルスキー 2012年版から、メイン画面のデザインが大幅に変更されました。レポート機能やよく使うツールや設定などは、下の大きなアイコンにまとめられ、あまりユーザーが変更することのない設定は、右上の「設定」というリンク先にまとめられました。操作性は良くなったと思います。


販売・サポートはジャストシステムから株式会社カスペルスキーへ移行

2011年版までは販売代理店およびサポートをジャストシステムが行っていました。ジャストシステムはサポートの評判が良く、多くのユーザーから評価されていました。しかし、2012年版からは株式会社カスペルスキーが直接、販売&サポートすることになりました。

サポート対応が気になったので、製品を購入し電話をかけてみました。電話はフリーダイヤルではなく、ナビダイヤルでした。ただし、少しも待たされることなく、すぐに担当に繋がりました。担当者は日本人の男性でした。回答内容や対応も、特に問題ありませんでした。

1回質問しただけでは、全体のサポートの質はわかりませんが、今回の対応については満足でした。今のところ、サポートはすべて株式会社カスペルスキーで行い、外国人を担当させる予定もないそうなので、サポート面は安心できるのではないかと思います。

ここはイマイチ - カスペルスキー 2012

イマイチとまでは言いませんが、設定項目が多すぎるので初心者の方は、どこをどう設定すれば良いのか戸惑うと思います。 ただし、セキュリティ設定を細かく行いたい人は、カテゴリが上手くまとめられており非常に良いと思います。

有害Webサイトのブロック機能ですが、ヒューリスティック分析が敏感に反応して誤認率が高いです。正常なWebも、異常とみなしてしまうことが多いです。

こんなあなたへ! - セキュリティ意識の高い方

価格は少々高いですが、セキュリティ意識の高い方におすすめです。


他のセキュリティソフトとの比較表はこちら

他社のセキュリティソフトとの比較表はこちらをご覧ください。

セキュリティソフトの比較

まとめ

カスペルスキー 2012 の良さをまとめます。

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