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HP ENVY100 のレビュー

更新日:2010年12月29日

ENVY100

HP ENVY100

AVラックにも入る高さ10.2cmのプリンタ

高さがわずか10.2cmしかない複合機プリンタです。相当薄いですが、携帯用プリンタではありません。この薄さの自宅用複合機は、他社では見たことがありません。

デザインは非常に斬新で、国産にはないようなスマートな複合機です。

また、印刷時に、排紙トレイ及びパネルが自動で開閉するのも特徴の1つです。わざわざ印刷前後に排紙トレイ等を開けたり閉めたりする必要がありません。


ここがすごい! - 本体の高さがわずか10.2cm

HP ENVY100の最大の特徴は、本体の高さでしょう。わずか10.2cmしかありません。AV用ラックは高さが低いため、従来のプリンタではラックに収納することができませんでした。しかし、ENVY100ならラクラク設置することができます。尚、複合機のフタを全開まで開くと37.9cmの高さを必要とするので、その点は注意しましょう。でも、全開まで開けなくても、スキャン元の用紙を入れることはできます。

ENVY100の薄さ

ここがすごい! - こんなに薄いのに複合機

こんなに薄いのに、HP ENVY100は、スキャンやコピーもできる複合機です。1200dpiのCISスキャナーと、性能が良いわけでは無いですが、写真を焼き増しするような用途で使用しないならば問題はありません。綺麗さが求められない文書のコピー、スキャン程度ならなんら問題はないです。

ここがすごい! - どんな端末からでも印刷可能

携帯からプリント

HP ENVY100は、メールさえ送れれば、iPhone、iPad、Linux OS、アンドロイド端末、携帯電話など、どんな端末からでも印刷することができます。尚、このメールで送って印刷する機能を、「メールdeプリント」と呼んでいます。

印刷の仕方は、プリントしたいものをメールに添付し、プリンタに割り当てられたメールアドレスへメールを送信するだけです。メールdeプリントの詳細は、HP C310cのレビューをご覧ください。

文書の添付ファイルはA4で、画像の添付ファイルはL判で、メール本文に記載されたものはA4で印刷されます。2種類の用紙を印刷対象によって使いわけていますが、HP ENVY100は1段給紙なので、1種類の用紙しかセットできません。本格的にメールdeプリントを使用したいなら、2段給紙のHP C310cのほうが良いと思います。

ここがすごい! - iPhoneのようなタッチ操作

操作パネルは、iPhoneのようなタッチ式の液晶パネルになっています。指でメニューをスクロールすることができます。EPSONやCANONにも液晶画面はありますが、直接触れて操作することはできません。iPhoneユーザーならHPのプリンタのほうがなじみやすいかもしれません。

ENVY100のタッチパネル画面

ここがすごい! - 排紙トレイとパネルが自動開閉する

頻繁にインクジェットプリンタで印刷する人にとって割と面倒なのが、排紙トレイ開閉です。排紙トレイをちゃんと開かないと用紙が下に落ちちゃうようなプリンタが多いです。CANONの一部のプリンタは排紙トレイが自動で開きますが、自動で閉じることはありません。

一方、HP ENVY100は、排紙トレイ(及び操作パネル)の開閉が自動で行われます。(ただし、さすがに電源の自動ONまでは無理です。電源は手動で入れてください)

パネルの閉じるタイミングは、用紙を排紙トレイから取り出したときです。センサーが感知し自動で閉じます。

自動開閉の様子を撮影した動画を用意したので是非ご覧下さい。


ここがすごい! - プリンタ上でWebコンテンツを表示、そして印刷

HP ENVY100には、「アプリdeプリント」という機能もあります。これはWebコンテンツを、パソコンを使わなくても印刷できる機能です。例えば、「ぐるなび」からお店を検索し、クーポンや地図を印刷するといったことができます。対応しているコンテンツには次のようなものがあります。

アプリdeプリント

ただし、使ってみた感想として、画面展開がやや遅いです。プリンタに搭載しているメモリが少ないためどうしても、画面の表示に時間がかかります。

ここがすごい! - 両面印刷も可能

HP ENVY100は、こんな小型の外見でありながら両面印刷が可能です。

また、背面に無理やり両面ユニットを装着したような出っ張りもないので、非常に見た目がスマートです。

ここがすごい! - 黒色顔料インクで文字はクッキリ

C301cは黒色顔料インクが1本搭載されているので、下の図のとおり文字をクッキリ印刷できます。※印刷したものをスキャナで読み込ませているため多少見た目は異なります。

やや残念 - 写真印刷の綺麗さ

インクは、シアン、マゼンタ、イエローの3本の染料インクと、1本の黒色顔料インクで構成されています。写真印刷は主に染料インクを使いますが、HP ENVY100はカラー印刷に必要な最低限の色数しか搭載していません。

実際に印刷してみたのが下の図です。全体的にメリハリがなく鮮やかさに欠けます。また黒色の再現性が悪くやや緑かぶりしています。

ENVY100の印刷画像

特に肌色の発色が悪く、写真によっては灰色っぽく見えるときがあります。写真を頻繁に印刷する方はENVY100 はやめたほうが良いでしょう。

やや残念 - 印刷スピードは遅い

L判の写真と、A4の文書の印刷スピードを計測してみた結果が次の通りです。

印刷スピード(実測)
用紙サイズ 1枚あたりの印刷スピード
L判(写真印刷) 45秒
A4用紙(文書印刷) 20秒

印刷スピードは遅いです。カタログ値ではL判で18秒とありましたが、私の環境の実測では、平均45秒でした(印刷品質は普通にしました)。

尚、スタートボタンを押した後、1枚目が印刷されるまでは少し時間がかかります。上の表は2枚目以降の印刷スピードです。 スタートボタンを押してから1枚目の印刷が始まるまでの印刷スピードは、10~20秒程度かかることが多いです。

やや残念 - インクは一体型

これだけの薄さを実現しているので、スペースを確保するため仕方がないと思うのですが、カラーインクは一体型です。色ごとにインクが独立していません。いずれか1色でもインクが無くなったら、交換しないといけません。ただし、カラー3色は一体型ですが、黒色のインクのみは独立しているので、ほとんどがモノクロ印刷の場合は、インクの無駄は少ないです。

基本スペック

HP ENVY100の基本スペックを掲載します。カタログ値で気になるのは、約30,000円という価格の割には、インク色数がやや少ないと感じる点です。またスキャン解像度も1200dpiとやや低いです。しかし、この本体の薄さなら、このあたりのスペックは犠牲になっても仕方のないことだと思います。

HP ENVY100の基本スペック
機能 HP ENVY100
印刷スピード/L判 18秒(カタログ値)
インク用紙代/L判 22.9円
解像度 4800×1200dpi
最小インク滴サイズ 1.3pl
インク色数 3色染料+黒色顔料
両面印刷 可能
有線LAN/無線LAN 無線LANのみ対応
スキャンセンサータイプ CIS
スキャン解像度 1200dpi
予想実売価格 約29,820円

こんな人向け

HP ENVY100は、インク数が少ない点と、カラーは3色一体型で無駄がでるという点から、写真印刷を主に行う人にはあまり向いていません。

高さが10.2cmしかないという点に魅かれ、文書印刷が主な用途であるなら「買い」だと思います。

特に高さが10.2cmしかないというのは非常に魅力的で、部屋のデザイン性を重要視する方や、部屋が狭く大きなプリンタは設置できない人に、非常におすすめできる製品です。

黒色顔料インク搭載、両面印刷、Smart Web Printingなど、文書印刷機能に関しては何の問題もありません。

 

まとめ

HP ENVY100のメリットをまとめます。

HP ENVY100はこんなあなたにおすすめです。

HP Directで購入可能です。