当サイトは、パソコン・周辺機器・ソフトの比較サイトです。価格ではなく、機能・性能面について比較しているのが特徴です。

THE比較 > パソコンの比較 > Panasonic > レッツノート SX1

Panasonic レッツノート SX1 の実機レビュー

更新日:2012年3月3日

薄くなったレッツノート

レッツノート SX1は、頑丈、ロングバッテリーを実現し、光学ドライブも搭載していながら、非常に軽量な12.1型モバイルパソコンです。

ビジネスマンが携帯するモバイルパソコンに、レッツノートが選ばれることが非常に多く、レッツノートを所持しているだけで、デキるサラリーマンに見えてしまいます(個人的感想)。

2012年1月に新型レッツノート SX1が発表され、従来の欠点だった分厚い本体が、他のモバイルパソコン並みに薄くなりました。

その他の主な改良点としては、解像度が1600x900になったこと、キーがリーフ構造になったこと、バッテリとACアダプターが2種類用意されたことが挙げられます。

非常に高品質なモバイルパソコンではありますが、あえて個人的に不満な点を挙げるとすれば、液晶のギラつきです。詳細は後述します。

店頭モデル→ビックカメラなど
マイレッツ倶楽部モデル→パナソニック直販サイト

目次

レッツノート SX1 の基本スペック

本機は店頭モデルの「型番:CF-SX1GETDR」です。この型番のスペックを下記に掲載します。

この型番以外のスペックは、仕様(店頭モデル)および仕様(マイレッツ倶楽部モデル)をご覧ください。

CPU
Core i5-2540M vProです。
 
グラフィックカード
CPU内蔵(インテルHDグラフィックス 3000)です。
液晶ディスプレイ
12.1型ワイド(1600x900)非光沢液晶ディスプレイです。
メモリ
4GBのメモリを搭載しています。
 
ハードディスク
本機は非搭載です。
 
SSD
128GBのSSDを搭載しています。
 
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブです。
  
バッテリー駆動時間
標準バッテリーパック(S)で約8.5時間、軽量バッテリーパック(L)で約17時間です。実測値は後述します。

特徴1 - 約1.1kgからの軽さ

SシリーズからSXシリーズへモデルチェンジし、多くの改良がありましたが、やはりレッツノートが最も優れている点は「軽量さ」にあると思います。ロングバッテリー&頑丈&光学ドライブ搭載でありながら、これほど軽量なパソコンは他に見当たりません。

実際に重量を測定した結果は次の通りです。店頭モデルのCF-SX1GETDRには、2種類のバッテリーが搭載されているため、それぞれのバッテリーを装着したときの重量を掲載しています。

軽量バッテリーパック(S)を装着したときは1100g、標準バッテリーパック(L)を装着したときでも1300gという軽さでした。


本体の重量の実測結果

 

店頭モデルのCF-SX1GETDRは、標準ACアダプターの他に、ミニACアダプターも同梱されています(標準ACアダプターのみ付属しているモデルもあります)。ミニACアダプターは、電源オフ時、スリープ時、休止時のみ充電可能です。作業をしながらの充電はできません。

それぞれの重量の実測値は次の通りです。

標準ACアダプターは他のモバイルパソコンのACアダプターと同等程度の重量だと思いますが、ミニACアダプターは他のモバイルパソコンのACアダプターと比べて非常に軽いです。


ACアダプターの重量の実測結果

特徴2 - 長いバッテリー駆動時間

レッツノート SX1は長いバッテリー駆動時間も魅力です。

CF-SX1GETDRには2種類のバッテリーが付属されています。それぞれのバッテリーの駆動時間を計測した結果が次の図の通りです。なお、バッテリー駆動中は、PCに保存したDVD相当画質の動画を再生させました。

軽量バッテリーパック(S)の場合は、モバイルパソコンとして標準的な駆動時間ですが、標準バッテリーパック(L)の場合は、非常に長い駆動時間です。丸1日、出張で使用してもバッテリーが持ちそうです。


バッテリ駆動時間

 

なお、この2つのバッテリーパックは形状が異なります。大容量の標準バッテリーパック(L)はやや後方に出っ張ります。


バッテリーの出っ張り

特徴3 - 薄くなったボディ


ゴム足を含めた高さの実測は約32mm

元々、レッツノートは、頑丈・軽量・長時間バッテリとモバイルに必要な要件を満たしていましたが、唯一、40mm以上もある厚さ(高さ)がデメリットでした。20mm程度の厚さのウルトラブックが発売された最近では、特にレッツノートの厚さは目立っていました。

しかし、レッツノート SX1では厚さがかなり改善しました。ウルトラブックほどの薄さではないですが、ゴム足を含めた高さの実測値は約32mmにまで薄くなり、他のモバイルパソコンと同等になったと思います。

特徴4 - 優れた堅牢性


非常に堅牢性の高いPCです。
ただし、今回に限っては踏んだら壊れました。
ヒンジ部分に集中的に体重がかかってしまった
ためだと思います。

本体は薄くなりましたが、堅牢さは健在です。従来よりもボンネット部分が低くなりましたが、その代わり、リブの角度をアーチ型にすることによって、強度を保っています。76cm落下試験や、100kgf加圧振動試験などにもクリアしている機種です。

個人的には、HDDの耐衝撃性が他のモバイルノートよりも優れていると感じます。他のモバイルノートは薄いゴムのカバーを付けているだけの場合が多いですが、レッツノートは、大きめの衝撃緩衝材(ダンパー)で包んでいるので、安心です。

レッツノート SX1の堅牢さの秘密の詳細ついては、下記ページをご覧ください。
頑丈設計 レッツノート S/N(パナソニック社ホームページ)

ただし、今回、踏んだら液晶が右の図のようになってしまいました。
・・・・・・きっと、たまたまです。私の体重(約80kg)が重すぎたのと、ヒンジ部分に集中的に体重がかかってしまったのだと思います。全面加圧ではなく、一点加圧的に、ヒンジに負荷がかかってしまい、メーカー様の想定範囲外の加重が加わってしまったのだと思います。基本的には、他のパソコンよりも頑丈な設計ですので、ご安心下さい。

特徴5 - SSD搭載で高速起動

CF-SX1GETDRは、SSDを内蔵し、PCの起動や停止などが非常に高速です。

各種起動・停止を実測した結果は次の通りです。

なお、購入時直後のテスト結果です。ソフトをインストールしたりすると、起動時間は変化するのでご了承下さい。

PC起動時間など
テスト内容 時間
通常停止/起動 PC停止時間 約9.5秒
PC起動時間 約20秒
スリープ移行/復帰 スリープへの移行時間 約4秒
スリープからの復帰時間 約1.5秒
PC起動時間は、電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間

SSDのベンチマーク

本製品に搭載されているSSDのCrystal DiskMarkのベンチマーク結果を掲載します。参考までに、一般的なHDDのベンチマーク結果も掲載します。SSDにしてはそれほど速い速度でもありませんが、HDDと比べると非常に速い速度です。

なお、搭載されていたSSDは東芝製のTHNSNC128GNSJでした。


レッツノート SX1のSSDと、一般的なノートPCのHDDのベンチマーク比較

液晶ディスプレイのチェック

レッツノート SX1の液晶ディスプレイのチェックです。

HD+(1600x900)の解像度を搭載している点が特徴です。ただし、ギラつきが強いです。長時間使う場合、眼が疲れるかもしれません。

なお、搭載されていたパネルを調べると、BM111_HDP_60と表示されましたが、どこのメーカーかは不明です。


正面からの画像

 

詳細を見ていきます。

視野角は良くないです。ただし、他のノートPCも、この程度の視野角です。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が大きく低めに調整されています。特に明部での下がり具合が大きいです。そのため、実際の画面は青味が強く、真っ白な部分でもやや青白く見えます。

※同じパネルでも調整具合はやや異なります。また異なるパネルが搭載される可能性もあります



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はやや狭いです。ただし、他のモバイルパソコンもこの程度の色域です。


 

画素はピントが合わずうまく見えませんでした。ノングレア処理を施している表面を見ると、かなり凹凸が激しいです。その影響か、実際の画面を見ると、ギラつきを感じます。


表示文字の大きさについて

レッツノート SX1は、12.1型という大きさに、1600x900の高い解像度を採用した液晶です。解像度が高いため作業領域を広く使えますが、その代わり文字などは小さく見えます。

下の画像は、店頭でよく見かける15.6型(1366x768)の画面と、レッツノート SX1の画面を並べて撮影したものです。画面上にYahooのページが表示されていますが、レッツノート SX1は文字がかなり小さくなっていると思います。

 

同じ解像度の13.1型のVAIO Zよりも、文字はやや小さくなります。

 

また、15.6型フルHD(1920x1080)液晶よりも文字はやや小さくなります。

 

この文字の大きさが全く気にならないか、小さくて見にくく感じるかは人それぞれです。店頭で一度確認したほうが良いと思います。ちなみに、私はこの文字の大きさでもそれほど気になりませんでした。錯覚かもしれませんが、画面サイズが小さいと、文字が小さくても気になりにくい気がしました。

ただし、文字が小さめな上に、画面にギラつきも感じることもあり、長時間の連続使用は眼が疲れそうだと感じました(個人的な意見です)。

キーボードとタッチパッドのチェック

キーボードのチェックです。

キーピッチは、19mm(横)×16mm(縦)と、縦のピッチが狭いです。レッツノートは頑丈さを優先するため光学ドライブを側面ではなく、右のパームレスト部分に配置しています。側面だとボディをカットする必要があり強度が弱くなるためです。そのため、パームレスト部分を広くとる必要があり、キーボードが上へ押し上げられ、縦のキーピッチが狭くなっています。

キーストロークは実測で約2mmとこちらは十分です。キートップはフラットですが、滑りにくいです。

キーの左上と右下の角に大きく丸みをつけた左右非対称の「リーフ構造」になっており、誤入力率を低減しています。個人的意見ですが、左手で押すキーと右手で押すキーのリーフの形状が、なぜ一緒なのかやや疑問です。右手で打つキーのリーフの形状は左右反対にしたほうが良いのになと感じます(コストはかかりますが)。

ファンクションキーは他のキーよりもかなり小さめになっています。また「半角/全角」が端にないため、日本語入力へ切替えるときにブラインドタッチしにくいです。

総合的に見て、普通に打てるキーボードではありますが、縦のキーピッチが狭いことやファンクションキーが小さいことから、手の大きい男性はやや窮屈さを感じるかもしれないと思いました。


キーボード全体図


キーの拡大図

 

タッチパッドについて、指の動かしやすさは良好です。タッチパッドが小さめで円形になっているため、キーボードを打っているときに、マウスポインタに誤って触れることはあまりありません。クリックボタンはやや小さめですが、軽くて音も小さく押しやすいです。

また、タッチパッドの周りをクルクルなぞると、画面がスクロールする点もレッツノートだけの特徴です。


円形タッチパッド

総合ベンチマーク

Core i5-2540M vPro、SSDを搭載したレッツノート SX1のベンチマークの結果です。

CPUもSSDも、非常に性能の高いパーツを使っているわけではないので、ベンチマークスコアもそれほど高くはありません。普通のスコアだと思います。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)


1280x720で実行

PCMARK7 v1.0.4

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。

モバイルノートでエンコードする方はあまりいないと思いますが、参考までに掲載します。

x264でエンコードしたときは35分22秒、クイック・シンク・ビデオでエンコードしたときは14分55秒でした。

※クイック・シンク・ビデオとは、CPU内蔵のグラフィックスのエンコードエンジンで、動画変換を高速に行う機能


TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
エンコード方法 エンコード時間
x264でエンコード 35分22秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 14分55秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

カードリーダー/ライターのチェック


SDカード挿入後の外観

内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。

スロットは本体の右側面にあります。挿入時、カードの出っ張りはありません。抜くときは、奥へ押すと出てきます。抜き差しはしやすいです。

対応しているカードは次の通りです。

対応カード SD(SDHC、SDXC)

カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。今回、読取り最大95MB/秒のSDカードを使用しましたが、理論値に近い速度が出ており、非常に高速なカードリーダーだと思います。



 

 

  1 2 次へ
  目次