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HPパソコンに搭載のピクセラ StationTV X のレビュー

更新日:2010年11月11日
StationTV Xロゴ
HPパソコンに搭載のピクセラ StationTV X

安定度が高くで評判の地デジ視聴ソフト

ピクセラの地デジチューナーは、他のメーカーと比較して、安定度が高く評判が良い製品です。操作ボタンを押したときの応答速度も速く、待たされません。地デジだけでなく、BSや110度CSも視聴でき、さらにダブルチューナーです。ウォークマンやPSPへ録画番組をダビングできる点もGoodです。AVCREC(ハイビジョン映像をDVDへ録画できる機能)も可能です。

タイムシフトや、タイマー予約機能がありません。ただしこれらの機能は、単体で販売しているStationTV Xにはアップデータで対応しているようです。また、「マウス優先表示」のとき一部のリモコンが使えなくなるのも不便です。DTCP-IPに対応していません。

ここでレビューしているピクセラ StationTV Xは、HPのOEM製品です。製品単体で販売されている地デジチューナー付属のStationTV Xではございません。

機能はほぼ一緒ですが、ピクセラのメーカーサイトで、提供されているアップデータを、HPのStationTV Xへ適用することはできません。

視聴機能をチェック

StationTV Xは、データ放送や字幕放送には対応していますが、肝心のタイムシフトに対応していません(タイムシフト=一時領域へ視聴中の番組を録画しておく機能)。 そのため、視聴中の巻き戻しや、スキップ、早見再生などができません。 製品単体で売られているピクセラ製地デジチューナーのStationTV Xはアップデータで対応したようです。

視聴画面(マウス優先表示)
視聴画面(マウス優先表示)
視聴画面(キーボード優先表示)
視聴画面(キーボード優先表示)

視聴画面には、「マウス優先表示」と、「リモコン優先表示」という表示形式があります。マウス優先表示は、全画面でなくても表示ができ、他の操作をしながらテレビを視聴することができます。リモコン優先表示は、全画面になり、リモコンで操作しやすいように、操作文字が若干大きくなります。


操作画面 コメント
表示切換の画面
優先モードの切り替え

StationTV Xの「マウス優先表示」と、「リモコン優先表示」の切り替えは、画面を右クリックしてメニューを表示し「表示切換」で行います。尚、左図の「ウインドウ最小サイズ」と、「ウインドウ最大化」はマウス優先表示になります。

2種類あるのは良いことですが、マウス優先表示のときに、リモコンで「番組表」などの一部のボタンが使えなくなります。また、表示切換を行うときもマウスからでないと行えません。これは不便です。

番組表のチェック

番組表は、全局を一覧で見ることができます。番組表を表示中に右下に視聴画面も表示されます。ただ、視聴画面はかなり小さく見づらいです。視聴画面の大きさを可変できるようにするか、または番組表と分離できるようにしてもらえれば良かったです。

地デジは、1番組に3つ程度のチャンネルがあります。そのため通常は1番組1チャンネルが表示されるように設定を変更します。StationTV Xは、「お好み」という箇所で必要なチャンネルのみ表示されるように設定します。しかし、番組表を起動すると「地上D」が選択され全チャンネルが表示されてしまいます。番組表を起動するたびに「お好み」のボタンを押さなくてはならないのでアクションが1つ増えます。

番組表(地上Dを選択)
番組表「地上D」

番組表を起動すると、「地上D」が選択され、1番組複数のチャンネルが表示されます。

番組表(お好みを選択)
番組表(お好み)

「お好み」で必要なチャンネルのみ表示させることができますが、番組表を起動する度に「お好み」のボタンをおさなくてはなりません。


録画機能のチェック

最大10倍の長時間録画に対応しています。解像度を変えずに容量を小さく録画することができます。StationTV Xは長時間録画したときの画質の劣化も少ないです。

連ドラなどを繰り返し録画する機能はありますが、キーワード録画(設定したキーワードが含まれる番組をすべて録画する機能)や、ジャンル録画などはできません。

操作画面 コメント
長時間録画の設定画面長時間録画画面

長時間録画をするには、録画の設定をするときに、画質を選べます。DR、HX、HS,HLとありますが、後者ほど容量を小さく録画できます。ただし、後者ほど画質はやや落ちます。

番組表のチェック
くりかえし録画の設定

番組詳細画面で、くりかえし録画の設定ができます。連ドラなどを録画するときに便利です。

録画番組一覧のチェック

録画した番組は、放送日やタイトルで並べ替えたり、ジャンルなどを指定して検索したりすることができます。また番組を選択すると右下に、番組が再生されるのも良いです。ただし、リモコン優先表示でも、マウス優先表示でも、必ず全画面で表示されてしまうところがやや不便です。

録画番組一覧
録画番組の一覧

録画番組一覧は、必ず全画面で表示されます。番組を選択すると右下に、番組が再生される点は良いです。

再生機能のチェック

スキップや早見再生(音声を聞きながら再生する機能)、ゆったり再生が可能です。録画中の番組を再生することも可能です。ただし、チャプター挿入や、CMカット、編集機能などはありません。

操作画面 コメント
再生中の操作ボタン
再生画面

再生中に、下部の操作ボタンで、スキップや早見再生を行うことができます。

PSPへダビング可能

録画した番組を携帯電話やウォークマン、PSPへダビングすることが可能です。

特にPSPへのダビングは便利です。携帯電話で視聴するとバッテリの残量が気になりますが、PSPであればそれほどバッテリ残量を気にせずダビングした番組を視聴できます。

ダビングの方法は、「USB」でパソコンに接続し、StationTV Xで録画番組を選択し「書き出し」を選択後、「書き出し先」にPSPを選ぶだけです。簡単です。

PSPへのダビング

DTCP-IPの対応について

DTCP-IPには対応していないので、録画した番組を、別のPCやテレビから視聴することはできません。

ただし、製品単体で売られているピクセラ製地デジチューナーのStationTV Xはアップデータで、そのうち対応予定だそうです。HPの(OEMの)StationTV Xは、どうなるかわかりません。

ソフトの起動時間

SmartVistionの起動時間等を計測してみましたが、平均的に速いです。参考までに他社の視聴ソフトの比較表を掲載します。

各地デジ視聴ソフトの起動時間
テスト内容 stationTV X N社 I社
ソフトの起動時間 7秒 7秒 12秒
録画番組を再生させたときの起動時間 2秒 5秒 13秒
チャンネル切替時間 (1~8chまで全て切替えた時間) 18秒 18秒 31秒

StationTVのまとめ・感想

StationTV Xは、チューナー自体の安定度は高く、10倍録画やPSPへダビングできる点など魅力的な機能が多い製品ですが、基本的な機能が少ない印象でした。

タイムシフトや時間指定録画、キーワード録画など、他社では一般的なことができていませんでした。

ただし、タイムシフトや時間指定録画については、11月9日のアップデータで対応されたようです。しかし、対応したのは製品単体で販売されている地デジチューナーのStationTV Xのみです。HPのStationTV Xは、OEM製品ですが、こちらは未だ対応していないようです。

ソフトはまだ発展途上であり、現時点では物足りない部分もたくさんあります。ソフトのアップデータで改善されてはいっていますが、OME製品はどうなるかわかりません。

ということは、HPのパソコンを購入するときに地デジチューナーを搭載せず、HPからはパソコンのみ購入し、ピクセラのPIX-DT230-PE0 を個別に購入するというのも1つの選択肢としてあります。