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HP Pavilion Desktop PC s5-1050jpの実機レビュー

更新日:2012年2月5日

本レビューは、s5-1050jpの記事ですが、s5-1250jpとは選択できるパーツがやや異なるだけです。

液晶やキーボード、外観などについては変わりありません。

s5-1250jpの参考にもなると思います。

Pavilion Desktop PC s5-1050jp の概要

ゲームを"しない"ならコレ

HP Pavilion Desktop PC s5-1050jp(以下、s5-1050jp)は、省スペースで場所をとらないスリムタワー・デスクトップPCです。

ゲームが快適に動作するようなグラフィックスは搭載できませんが、CPUだけはCore i7-2600と高性能なパーツを選択できます。

スリムタワーとしては珍しく、H67チップセットを搭載しているため、6Gb/sのSATAに対応し、メモリスロットも4つ搭載しています。後々、最新SSDに換装したいと思ったときや、メモリ増設したいと思ったときに困りません。※ちなみに、H61チップセットの場合は3Gb/sのSATA、メモリスロットは2つ

ロープロファイルではありますが、PCI Express スロットも4つあり拡張性も高いです。

このように、高性能CPU+高い拡張性で、末永く使えるデスクトップPCだと思います。個人的にもおすすめです。

メーカーHPはこちら:HPダイレクト

目次

s5-1050jp の基本スペック

本機の基本スペックを紹介します。※2011年7月9日現在の情報です。BTOパソコンという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なります。

CPU
第2世代インテルCPUのCore i3-2100からCore i7-2600まで幅広く選択可能です。本機は、Core i3-2100です。
マザーボード
本機のマザーボードはPEGATRON 2AB6、チップセットはH67です。HP p7-1040jpと同じマザーです。
グラフィックカード
CPU内蔵(インテルHDグラフィックス)またはエントリークラスのGPUを選択可能です。本機はRadeon HD 6450です。
メモリ
PC3-10600のメモリを搭載可能です。本機は4GBです。本機の中身は、SAMSUNGのM378B5273CH0-CH9でした。
ハードディスク
最大2TBまでのHDDを搭載可能です。本機は500GBです。中身はSeagate製でした。SSDも選択可能です。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチまたはブルーレイドライブを選択可能です。本機はDVDスーパーマルチです。
テレビチューナー
地デジ/BS/110度CSダブルチューナーを選択可能です。ただし、7/8現在、在庫切れのようでしばらく選択できません。
電源
270W電源です。


拡張性
ロープロファイル PCI Express x16が1スロット、ロープロファイル PCI Express x1が3スロット、PCI Express x1 Mini Cardが1スロット空いています。
※パーツの中身はロットによって変更されますのでご注意ください

特徴1 - 省スペース


省スペースさが特徴(A4雑誌と比較)。

s5-1050jpは、省スペースさが特徴です。特に他社のスリムケースよりも高さが低く、わずか31.2cmとなっています。

普通のデスクトップPCと比べると、設置面積が小さいめた、パソコンを置くスペースが少ない人にもおすすめです。

設置面積がもっと小さいパソコンとしては、液晶一体型のボードPCもありますが、ボードPCは、性能の劣るノート用パーツを使用している点と、好きな液晶ディスプレイを選べない点が欠点です。

s5730jp/CTは、性能の良いデスクトップ用のパーツを搭載でき、液晶ディスプレイも好きなものを選べます。

特徴2 - ロープロファイル PCI Express スロットを4つ搭載


PCI Express スロットは4つ。

旧モデルのs5000シリーズは、PCI Express スロットが2つしかありませんでした(Mini Card除く)。これだと、例えば2スロットを占有するグラボを搭載すると、他には何も挿せなくなっていました。

一方、新モデルのsシリーズ(s5-1050jp)は、4スロット搭載できるので、先ほどの例の場合でも、グラボの他に地デジチューナーや、USB3.0増設カードなどを搭載することが可能です。

尚、搭載スロットの詳細は、PCI Express x16が1スロット、ロープロファイル PCI Express x1が3スロットです。

特徴3 - 安心の国内生産


東京生産。

HPと聞くと、富士通やNECと違い、海外メーカーであるため、品質に不安がある方もいるのではないでしょうか? しかし、HPパソコンは大丈夫です。東京(昭島)で生産されているため製品の品質は高いです。

また、世界シェアNo.1のメーカーであることからも、品質の高さがうかがえます。品質が悪いのにシェアNo.1なんてありえませんから。

ショップ系PCと違い、パーツの動作確認がきちんと取られているため安心感もあります。

総合ベンチマーク

Core i3-2100、Radeon HD 6450を搭載したs5-1050jpの各種ベンチマーク結果です。

スコアは搭載するパーツによって異なりますが、今回はそれほど性能の良いパーツを選択していないので、スコアも標準的な値です。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)

3DMark11(1.0.2)

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

Core i3-2100を搭載したs5-1050jpで、動画のエンコード時間を計測しました。使用ソフトは、 TMPGEnc Video Mastering Works 5 です。

テストの結果は、x264でエンコードしたときが32分25秒でした。

GPGPUのエンコードについては、TMPGEncがRadeonのGPUに対応してなさそうなので、未テストです。

TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
エンコード方法 本機
x264でエンコード 32分25秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

ゲームベンチマーク

ゲームベンチマークをいくつか計測してみましたが、Radeon HD 6450では多くのゲームのプレイが難しいです。またHPダイレクトで選択可能な他のGPUでも同様だと思います。

本機はゲーム向きのPCではないので、ゲームをしたいならHPのhシリーズや、ゲームパソコンをおすすめします。

ゲームベンチマーク
製品名 HP s5-1050jp
基本スペック Core i3-2100、Radeon HD 6450
重めの
ゲーム
ロストプラネット 2(テストB) 1920*1080 未実施
1280*720 未実施
ファイナルファンタジー XIV 1920*1080 未実施
1280*720 未実施
中程度の
ゲーム
バイオハザード5(テストB) 1920*1080 未実施
1280*720 未実施
モンスターハンターフロンティア第二弾(絆) 1920*1080 未実施
1280*720 未実施
軽めの
ゲーム
THE LAST REMNANT 1920*1080 未実施
1280*720 FPS:24.41
デビルメイクライ4 1920*1080 未実施
1280*720 RANK C

静音性をチェック

動作音の静かさ(静音性)のチェック結果です。

テストは下記の3つの状態のときに、騒音値を測定しました。

(1)アイドル時
(2)バイオハザード5ベンチマーク実行時(解像度:1280x720、テストA)
(3)TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時(x264、解像度1280x720でエンコード)

テストの結果、今回のテストでは、どの状態でも同じ騒音値でした。アイドル時の動作音は、(アイドル時にしては)ややうるさいかなと感じますが、負荷をかけたときは、(負荷をかけたわりには)うるさくなかったです。

計測した騒音値は次の図の通りです。尚、無反響室で測定したわけではないので、騒音値は正確な値ではありません。値は参考程度にしてください。


s5-1050jpの騒音値

パーツの温度のチェック

パーツの内部温度の計測結果です。あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。尚、エアコンをつけて室内を25℃前後にして計測していますテストは上と同じ3つの状態で計測しました。

こちらの結果も普通です。バイオハザード5実行時のGPUの温度がやや高いですが、Radeon HD 6450の負荷はおそらく100%になっていると思うので、仕方がないでしょう。


s5-1050jp の内部温度。HWMonitorで測定

消費電力のチェック

消費電力の測定結果です。

テストの結果は、Core i3-2100及び、Radeon HD 6450は消費電力が少ないため、PC全体の消費電力としても、デスクトップPCにしてはやや低めの消費電力でした。


s5-1050jpの消費電力。各状態においてワットチェッカーで測定

外観のチェック

s5-1050jpの外観です。フロントパネルは光沢で、曲線状になっており高級感があります。USB2.0、メモリカードスロット、ヘッドホン、マイクの端子もあります。これらの端子はむき出しです。

 

背面と側面です(下図)。背面にはUSB2.0ポートが4つありますが、USB3.0は搭載されていません。今回、Radeon HD 6450を搭載しており、DVIとHDMIの映像出力端子があります。

もしグラボを搭載しなくても、VGA(ミニD-Sub15)端子は無いのでご注意ください。古い液晶ディスプレイにはVGAしか接続できないものもあります。

 

ケースの内部とエアフローのチェック

s5-1050jpのケース内部とエアフローです。

画像の右下(フロント側の下部)に、給気ファンが搭載されており、このファンでエアフローを作っています。このファンから直接、PCI Expressカードへ風を送りを冷やすことができます。旧モデルは、このファンが横向きに設置されており、サイドパネルから給気していました。今回のファンの向きのほうが冷却性は良いと思います。

チップセットは、スリムタワーにしては珍しくH67となっており、メモリスロットを4つ搭載し、6Gb/sのSATAにも対応しています。後々、メモリ増設や最新SSDへ換装したいと思ったときでも対応できます。

 

パーツの選び方

ここでは、2011/7/9の時点で選択できるパーツの選び方を考察します。ただし、時期が経つと選択できるパーツは異なります。

CPU

CPUは下記の3つを選択可能です。Core i3-2100からCore i5-2300へ変更する場合はプラス約1万円、Core i3-2100からCore i7-2600へ変更する場合はプラス約2万5千円です。性能差と価格差がだいたい比例しています。ネット閲覧中心ならCore i3-2100で十分です。パソコンを長く使っていきたいなら、CPUは交換しづらいパーツであるため、Core i5-2300や、Core i7-2600など少しでも良いCPUのほうがいいです。 動画編集をするならCore i7-2600が良いです。

2011/7/9時点で選択可能なCPU
仕様 Core i7-2600 Core i5-2300 Core i3-2100
コア数 4 4 2
スレッド数 8 4 4
動作周波数 3.4GHz 2.8GHz 3.1GHz
Turbo Boost時周波数 3.8GHz 3.1GHz
キャッシュ 8MB 6MB 3MB
消費電力 95W 95W 65W
グラフィックス インテル HD
グラフィックス
2000
インテル HD
グラフィックス
2000
インテル HD
グラフィックス
2000
PassMark CPU ベンチ 8,909 5,464 3,830
※ベンチの値は日々更新されています

グラフィックス

グラフィックスは、Radeon HD6450、GeForce GT420や、GeForce GT530を選択できますが、いずれもそれほど性能は良くありません。Sandy BridgeのCPU内蔵のGPU(インテル HD グラフィックス)の性能が上がっているので、独立グラフィックスカードは何も搭載せず、インテル HD グラフィックスで十分だと思います。

まとめ

以上が、省スペースなスリムタワー HP Pavillion Desktop PC s5-1050jp のレビューでした。

他社のスリムタワーよりも高さが低く、PCラックなどへ収納しやすいです。ケースファンの向きが変わったことで冷却性も改善されまた。

スリムタワーにしては珍しく、H67チップセットを搭載し、6Gb/sのSATA、4スロットのメモリに対応しています。また、PCI Expess スロットの空きが4つあり拡張性も高いです(ただし、ロープロファイル)。

CPUもCore i3からCore i7までと選択できる幅が広く、さらにSSDや、地デジチューナーも搭載可能で、目的に応じて構成を組みやすくなっています。

高性能なグラフィックスを選択できませんが、CPU性能は高く、拡張性も良いため、末永く使えるPCだと思います。個人的にはおすすめのスリムタワーです。

詳細はこちら
s5-1050jp(HP ダイレクト)