HP Pavilion Desktop PC s5-1050jpの実機レビュー
本レビューは、s5-1050jpの記事ですが、s5-1250jpとは選択できるパーツがやや異なるだけです。
液晶やキーボード、外観などについては変わりありません。
s5-1250jpの参考にもなると思います。

ゲームを"しない"ならコレ
HP Pavilion Desktop PC s5-1050jp(以下、s5-1050jp)は、省スペースで場所をとらないスリムタワー・デスクトップPCです。
ゲームが快適に動作するようなグラフィックスは搭載できませんが、CPUだけはCore i7-2600と高性能なパーツを選択できます。
スリムタワーとしては珍しく、H67チップセットを搭載しているため、6Gb/sのSATAに対応し、メモリスロットも4つ搭載しています。後々、最新SSDに換装したいと思ったときや、メモリ増設したいと思ったときに困りません。※ちなみに、H61チップセットの場合は3Gb/sのSATA、メモリスロットは2つ
ロープロファイルではありますが、PCI Express スロットも4つあり拡張性も高いです。
このように、高性能CPU+高い拡張性で、末永く使えるデスクトップPCだと思います。個人的にもおすすめです。
メーカーHPはこちら:HPダイレクト
目次
| 1 s5-1050jp の基本スペック | 2 特徴1 - 省スペース |
| 3 特徴2 - LowProfile PCI Express スロットを4つ搭載 | 4 特徴3 - 安心の国内生産 |
| 5 総合ベンチマーク | 6 動画のエンコード時間のチェック |
| 7 ゲームベンチマーク | 8 静音性のチェック |
| 9 パーツの温度のチェック | 10 消費電力のチェック |
| 11 外観をチェック | 12 ケースの内部とエアフローのチェック |
| 13 パーツの選び方 | 14 まとめ |
s5-1050jp の基本スペック
本機の基本スペックを紹介します。※2011年7月9日現在の情報です。BTOパソコンという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なります。
CPU 第2世代インテルCPUのCore i3-2100からCore i7-2600まで幅広く選択可能です。本機は、Core i3-2100です。 |
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グラフィックカード CPU内蔵(インテルHDグラフィックス)またはエントリークラスのGPUを選択可能です。本機はRadeon HD 6450です。 |
メモリ PC3-10600のメモリを搭載可能です。本機は4GBです。本機の中身は、SAMSUNGのM378B5273CH0-CH9でした。 |
ハードディスク 最大2TBまでのHDDを搭載可能です。本機は500GBです。中身はSeagate製でした。SSDも選択可能です。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチまたはブルーレイドライブを選択可能です。本機はDVDスーパーマルチです。 |
テレビチューナー 地デジ/BS/110度CSダブルチューナーを選択可能です。ただし、7/8現在、在庫切れのようでしばらく選択できません。 |
電源 270W電源です。 |
拡張性 ロープロファイル PCI Express x16が1スロット、ロープロファイル PCI Express x1が3スロット、PCI Express x1 Mini Cardが1スロット空いています。 |
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特徴1 - 省スペース

省スペースさが特徴(A4雑誌と比較)。
s5-1050jpは、省スペースさが特徴です。特に他社のスリムケースよりも高さが低く、わずか31.2cmとなっています。
普通のデスクトップPCと比べると、設置面積が小さいめた、パソコンを置くスペースが少ない人にもおすすめです。
設置面積がもっと小さいパソコンとしては、液晶一体型のボードPCもありますが、ボードPCは、性能の劣るノート用パーツを使用している点と、好きな液晶ディスプレイを選べない点が欠点です。
s5730jp/CTは、性能の良いデスクトップ用のパーツを搭載でき、液晶ディスプレイも好きなものを選べます。
特徴2 - ロープロファイル PCI Express スロットを4つ搭載

PCI Express スロットは4つ。
旧モデルのs5000シリーズは、PCI Express スロットが2つしかありませんでした(Mini Card除く)。これだと、例えば2スロットを占有するグラボを搭載すると、他には何も挿せなくなっていました。
一方、新モデルのsシリーズ(s5-1050jp)は、4スロット搭載できるので、先ほどの例の場合でも、グラボの他に地デジチューナーや、USB3.0増設カードなどを搭載することが可能です。
尚、搭載スロットの詳細は、PCI Express x16が1スロット、ロープロファイル PCI Express x1が3スロットです。
特徴3 - 安心の国内生産

東京生産。
HPと聞くと、富士通やNECと違い、海外メーカーであるため、品質に不安がある方もいるのではないでしょうか? しかし、HPパソコンは大丈夫です。東京(昭島)で生産されているため製品の品質は高いです。
また、世界シェアNo.1のメーカーであることからも、品質の高さがうかがえます。品質が悪いのにシェアNo.1なんてありえませんから。
ショップ系PCと違い、パーツの動作確認がきちんと取られているため安心感もあります。
総合ベンチマーク
Core i3-2100、Radeon HD 6450を搭載したs5-1050jpの各種ベンチマーク結果です。
スコアは搭載するパーツによって異なりますが、今回はそれほど性能の良いパーツを選択していないので、スコアも標準的な値です。
Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)

3DMark11(1.0.2)

動画のエンコード時間のチェック

ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
Core i3-2100を搭載したs5-1050jpで、動画のエンコード時間を計測しました。使用ソフトは、 TMPGEnc Video Mastering Works 5 です。
テストの結果は、x264でエンコードしたときが32分25秒でした。
GPGPUのエンコードについては、TMPGEncがRadeonのGPUに対応してなさそうなので、未テストです。
| エンコード方法 | 本機 |
|---|---|
| x264でエンコード | 32分25秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ゲームベンチマーク
ゲームベンチマークをいくつか計測してみましたが、Radeon HD 6450では多くのゲームのプレイが難しいです。またHPダイレクトで選択可能な他のGPUでも同様だと思います。
本機はゲーム向きのPCではないので、ゲームをしたいならHPのhシリーズや、ゲームパソコンをおすすめします。
| 製品名 | HP s5-1050jp | ||
| 基本スペック | Core i3-2100、Radeon HD 6450 | ||
| 重めの ゲーム |
ロストプラネット 2(テストB) | 1920*1080 | 未実施 |
| 1280*720 | 未実施 | ||
| ファイナルファンタジー XIV | 1920*1080 | 未実施 | |
| 1280*720 | 未実施 | ||
| 中程度の ゲーム |
バイオハザード5(テストB) | 1920*1080 | 未実施 |
| 1280*720 | 未実施 | ||
| モンスターハンターフロンティア第二弾(絆) | 1920*1080 | 未実施 | |
| 1280*720 | 未実施 | ||
| 軽めの ゲーム |
THE LAST REMNANT | 1920*1080 | 未実施 |
| 1280*720 | FPS:24.41 | ||
| デビルメイクライ4 | 1920*1080 | 未実施 | |
| 1280*720 | RANK C | ||
静音性をチェック
動作音の静かさ(静音性)のチェック結果です。
テストは下記の3つの状態のときに、騒音値を測定しました。
(1)アイドル時
(2)バイオハザード5ベンチマーク実行時(解像度:1280x720、テストA)
(3)TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時(x264、解像度1280x720でエンコード)
テストの結果、今回のテストでは、どの状態でも同じ騒音値でした。アイドル時の動作音は、(アイドル時にしては)ややうるさいかなと感じますが、負荷をかけたときは、(負荷をかけたわりには)うるさくなかったです。
計測した騒音値は次の図の通りです。尚、無反響室で測定したわけではないので、騒音値は正確な値ではありません。値は参考程度にしてください。

s5-1050jpの騒音値
パーツの温度のチェック
パーツの内部温度の計測結果です。あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。尚、エアコンをつけて室内を25℃前後にして計測していますテストは上と同じ3つの状態で計測しました。
こちらの結果も普通です。バイオハザード5実行時のGPUの温度がやや高いですが、Radeon HD 6450の負荷はおそらく100%になっていると思うので、仕方がないでしょう。

s5-1050jp の内部温度。HWMonitorで測定
消費電力のチェック
消費電力の測定結果です。
テストの結果は、Core i3-2100及び、Radeon HD 6450は消費電力が少ないため、PC全体の消費電力としても、デスクトップPCにしてはやや低めの消費電力でした。

s5-1050jpの消費電力。各状態においてワットチェッカーで測定
外観のチェック
s5-1050jpの外観です。フロントパネルは光沢で、曲線状になっており高級感があります。USB2.0、メモリカードスロット、ヘッドホン、マイクの端子もあります。これらの端子はむき出しです。

背面と側面です(下図)。背面にはUSB2.0ポートが4つありますが、USB3.0は搭載されていません。今回、Radeon HD 6450を搭載しており、DVIとHDMIの映像出力端子があります。
もしグラボを搭載しなくても、VGA(ミニD-Sub15)端子は無いのでご注意ください。古い液晶ディスプレイにはVGAしか接続できないものもあります。

ケースの内部とエアフローのチェック
s5-1050jpのケース内部とエアフローです。
画像の右下(フロント側の下部)に、給気ファンが搭載されており、このファンでエアフローを作っています。このファンから直接、PCI Expressカードへ風を送りを冷やすことができます。旧モデルは、このファンが横向きに設置されており、サイドパネルから給気していました。今回のファンの向きのほうが冷却性は良いと思います。
チップセットは、スリムタワーにしては珍しくH67となっており、メモリスロットを4つ搭載し、6Gb/sのSATAにも対応しています。後々、メモリ増設や最新SSDへ換装したいと思ったときでも対応できます。


パーツの選び方
ここでは、2011/7/9の時点で選択できるパーツの選び方を考察します。ただし、時期が経つと選択できるパーツは異なります。
CPU
CPUは下記の3つを選択可能です。Core i3-2100からCore i5-2300へ変更する場合はプラス約1万円、Core i3-2100からCore i7-2600へ変更する場合はプラス約2万5千円です。性能差と価格差がだいたい比例しています。ネット閲覧中心ならCore i3-2100で十分です。パソコンを長く使っていきたいなら、CPUは交換しづらいパーツであるため、Core i5-2300や、Core i7-2600など少しでも良いCPUのほうがいいです。 動画編集をするならCore i7-2600が良いです。
| 仕様 | Core i7-2600 | Core i5-2300 | Core i3-2100 |
|---|---|---|---|
| コア数 | 4 | 4 | 2 |
| スレッド数 | 8 | 4 | 4 |
| 動作周波数 | 3.4GHz | 2.8GHz | 3.1GHz |
| Turbo Boost時周波数 | 3.8GHz | 3.1GHz | - |
| キャッシュ | 8MB | 6MB | 3MB |
| 消費電力 | 95W | 95W | 65W |
| グラフィックス | インテル HD グラフィックス 2000 |
インテル HD グラフィックス 2000 |
インテル HD グラフィックス 2000 |
| PassMark CPU ベンチ | 8,909 | 5,464 | 3,830 |
グラフィックス
グラフィックスは、Radeon HD6450、GeForce GT420や、GeForce GT530を選択できますが、いずれもそれほど性能は良くありません。Sandy BridgeのCPU内蔵のGPU(インテル HD グラフィックス)の性能が上がっているので、独立グラフィックスカードは何も搭載せず、インテル HD グラフィックスで十分だと思います。
まとめ
以上が、省スペースなスリムタワー HP Pavillion Desktop PC s5-1050jp のレビューでした。
他社のスリムタワーよりも高さが低く、PCラックなどへ収納しやすいです。ケースファンの向きが変わったことで冷却性も改善されまた。
スリムタワーにしては珍しく、H67チップセットを搭載し、6Gb/sのSATA、4スロットのメモリに対応しています。また、PCI Expess スロットの空きが4つあり拡張性も高いです(ただし、ロープロファイル)。
CPUもCore i3からCore i7までと選択できる幅が広く、さらにSSDや、地デジチューナーも搭載可能で、目的に応じて構成を組みやすくなっています。
高性能なグラフィックスを選択できませんが、CPU性能は高く、拡張性も良いため、末永く使えるPCだと思います。個人的にはおすすめのスリムタワーです。
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| s5-1050jp(HP ダイレクト) |


