HP Pavilion dv7-6100 の実機レビュー
本レビューは、dv7-6100の記事ですが、dv7-6c00とは選択できるパーツがやや異なるだけです。
液晶やキーボード、外観などについては変わりありません。
dv7-6c00の参考にもなると思います。

17.3型で6万円台~
HP Pavilion dv7-6100(以下、dv7-6100)は、17.3型の大画面でCore i5-2410M、Radeon HD 6490を搭載しながら、約6万円から購入可能なノートパソコンです。
Core i7-2820QM、Radeon HD 6770Mといったハイスペック構成にすることも可能です(本機もこの構成です)。
また、2011年夏モデルから、フルHD液晶を選択できるようになりました。しかも、HP社のPCなので光沢液晶と思いきや、非光沢液晶を搭載してきた点も面白いです(1600x900のパネルは光沢です)。
目次
| 1 dv7-6100 の基本スペック | 2 特徴1 - 高いコストパフォーマンス |
| 3 特徴2 - 高性能CPU搭載 | 5 特徴3 - フルHD非光沢液晶を搭載可能 |
| 6 キーボードとタッチパッドのチェック | 7 総合ベンチマーク |
| 8 動画のエンコード時間のチェック | 9 ゲームベンチマーク |
| 10 バッテリ駆動時間のチェック | 11 静音性のチェック |
| 12 パーツの温度のチェック | 13 表面温度のチェック |
| 14 消費電力のチェック | 15 外観のチェック |
| 16 パーツの選び方 | 17 まとめ |
dv7-6100 の基本スペック
本機の基本スペックを紹介します。※2011年8月18日現在の情報です。BTOパソコンという特性上、時期が経つと選択できるパーツは異なります。
CPU 第2世代インテルCPUのCore i5から4コアのCore i7まで選択可能です。本機は、Core i7-2820QMです。 |
グラフィックカード Core i5選択時はRadeon HD 6490Mとなり、Core i7選択時はRadeon HD 6770Mとなります。本機は、Radeon HD 6770Mです。 |
液晶ディスプレイ 17.3型の光沢液晶ディスプレイです。解像度は1600x900または1920x1080(フルHD)のどちらかを選択できます。本機はフルHDです。 |
メモリ PC3-10600のメモリを搭載可能です。容量は選べます。本機の容量は4GBです。 |
ハードディスク 容量は選べます。本機は7200rpmの500GBです。 |
SSD ハードディスクと共に160GBのSSDを搭載可能です。本機も搭載しています。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチまたはブルーレイドライブを選択可能です。本機はブルーレイドライブを搭載しています。 |
バッテリ駆動時間 |
特徴1 - 高いコストパフォーマンス
dv7-6100は、非常にコストパフォーマンスの高いパソコンです。
幾つか構成パターンを作成してみたので、下の表をご覧ください。Core i5-2410M、Radeon HD 6490を搭載した構成で6万円台から購入できます。17.3型という大画面+Core i系のCPUでこの安さは他社はあまりありません。
4コアのCore i7-2630QMに Radeon HD 6770Mのグラフィックス、フルHD液晶(1920x1080)を搭載した構成でも10万円を切ります。
| 仕様 | 構成例1 | 構成例2 | 構成例3 |
|---|---|---|---|
| CPU | Core i5-2410M | Core i5-2410M | Core i7-2630QM |
| メモリ | 2GB | 4GB | 4GB |
| グラフィックス | Radeon HD 6490M | Radeon HD 6490M | Radeon HD 6770M |
| ハードディスク | 320GB (7200rpm) |
320GB (7200rpm) |
640GB (7200rpm) |
| 液晶ディスプレイ | 1600x900 | 1920x1080 | 1920x1080 |
| 価格(送料込) | 63,000円 | 73,500円 | 91,245円 |
特徴2 - 高性能CPU搭載
本機は、ノート向け第2世代インテル Core i7プロセッサーの中で、現在最も最上位のCore i7-2820QMを選択することが可能です(※エクストリームエディションは除く)。また、Core i7-2820QMは高価なので、お手頃なCore i7-2630QMや、Core i7-2720QMも用意されています。

特徴3 - フルHDの非光沢液晶を搭載可能
dv7-6100は、17.3型の大画面液晶を搭載しています。
2011年春モデルまでは1600x900の解像度しか選択できませんでしたが、2011年夏モデルから1920x1080(フルHD)の解像度も選択できるようになりました。1600x900のパネルは光沢で、1920x1080のパネルは非光沢です。17.3型のノートPC自体少ないですが、さらに非光沢液晶というのは、ほとんどみかけません。珍しいです。
本機に搭載されていたフルHD非光沢パネルは、AUO製でした。
見やすさとしては普通です。特に問題なく使用できると思います。

正面からの画像
詳細を確認していきます。
まず視野角のチェックです。TNパネルだとは思いますが、上から覗き込んだときの視野角がわずかに良い気がします。ただし、IPSパネルほどの視野角はありません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青と緑が低く、赤が高めに調整されています。そのため、実際の画面は寒色系の設定になっています。ただし、ほとんどのノートPCの液晶は青が強めに調整されており、我々も目がそれに慣れているため、気にはなならないと思います。
※同じパネルでも調整具合はやや異なります。また異なるパネルが搭載される可能性もあります

ガンマ補正曲線
※ i1 BASIC PROで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください
色域のチェックです。色域はやや狭いです。ただ、見た目は特に気になりませんでした。
画素の拡大図です。
画素の形は均一で、色むらもないように見えます。ノングレア処理面を確認してもなだらかに波打つような加工になっています。特に気になるところはありません。
実際、画面を確認してもギラツキはほとんど感じません。

画素の拡大図
※マイクロスコープ(FS-SST240 )で撮影
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画面上の文字の大きさを変更
デフォルトでは、画面上の文字が「中 - 125%」になっています。これは17.3型の液晶に、フルHDでは解像度が高すぎて文字が見づらいだろうという判断で、こうしているのだと思います。
ただ、この設定だとオフィス作業やネット閲覧時にフルHDの効果がでません。また、ネットの画像が拡大されてぼやけてしまいす。もし、通常の「小 - 100%」にしたいならば、「コントロールパネル」 > 「デスクトップのカスタマイズ」 > 「ディスプレイ」を開いて設定を変更します。
また、このままだと、右クリックで表示されるプロパティの文字が小さいので、デスクトップのテーマを一時的に変更して戻すと、プロパティの文字も普通の大きさになります。「コントロールパネル」 > 「デスクトップのカスタマイズ」 > 「個人設定」から、テーマを変更できます。
キーボードとタッチパッドのチェック
本機のキーボードは、テンキー付のアイソレーションタイプです。キーピッチは19x19mmと十分ですが、キートップに凹みがないのが残念です。また、上に配置してあるキーにやや"たわみ"があります。
尚、本機は、外資メーカーのPCらしく英語配列キーボードを選択できるのも特徴です。

キーボード全体図。キーピッチは19x19mm。

キートップはフラットで、指のフィット感が足りない。
タッチパッドの周りが青く光るところが綺麗です。操作感は普通ですが、指が湿っていたり脂っぽくなっていると滑りが悪くなります。クリックボタンはやや堅めですが押しにくいことはないです。ただし、押すと「カチッ」と結構大きな音が鳴ります。

タッチパッドは普通。クリック音は大きい
総合ベンチマーク
Core i7-2820QM、Radeon HD 6770M、SSD搭載の本機でのベンチマークスコアの結果を掲載します。
スペックが非常に良いため、各ベンチマークのスコアも高いです。
Widows エクスペリエンスインデックのCPUスコアが、ノートPCで7.5もあるのは非常に珍しいです。グラフィックスのスコアが5.9なのは、Radeonの「切替可能なグラフィック」により、インテルHDグラフィックスで実行されてしまうためです。
Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)

解像度:1280x1024で実施
動画のエンコード時間のチェック

ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
Core i7-2820QM搭載の本機において、ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5で動画のエンコード時間をチェックしました。
測定では、CPUによるx264のエンコードと、クイック・シンク・ビデオでのエンコード時間を計測しました。TMPGEncはATI Stream(GPGPU)に対応していないため、Radeon HD 6770Mを使ったGPGPUのエンコード時間は計測していません。
テストの結果は、x264でエンコードしたときが18分23秒、クイック・シンク・ビデオでエンコードしたときが8分24秒でした。
x264でも相当速い結果です。ノートパソコンで20分を切ったのは初めて見ました。クイック・シンク・ビデオでのエンコードも非常に速いです。
| エンコード方法 | エンコード時間 |
|---|---|
| x264でエンコード | 18分23秒 |
| クイック・シンク・ビデオでエンコード | 8分24秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
ゲームベンチマーク

次に、ゲームのベンチマークの結果を下の表に掲載します。Radeon HD 6770Mだけあって、ノートパソコンにしては高いスコアです。中程度の重さのゲームでも、解像度を落とせばプレイ可能です。
| 製品名 | HP dv7-6100 | ||
| 基本スペック | Core i7-2820QM、Radeon HD 6770M | ||
| 重めの ゲーム |
ロストプラネット 2(テストB) | 1920*1080 | 未調査 |
| 1280*720 | 未調査 | ||
| ファイナルファンタジー XIV | 1920*1080 | 1115(動作困難) | |
| 1280*720 | 2139(やや重い) | ||
| 中程度の ゲーム |
バイオハザード5(テストB) | 1920*1080 | RANK B(39.1 fps) |
| 1280*720 | RANK A(63.6 fps) | ||
| モンスターハンターフロンティア第二弾(絆) | 1920*1080 | 2279 | |
| 1280*720 | 4210 | ||
| 軽めの ゲーム |
THE LAST REMNANT | 1920*1080 | 36.02 fps |
| 1280*720 | 57.98 fps | ||
| デビルメイクライ4 | 1920*1080 | RANK B | |
| 1280*720 | RANK S | ||
バッテリ駆動時間のチェック

インテルHDグラフィックス使用時で3時間40分
dv7-6100のバッテリ駆動時間の実測結果です。
テストでは、ハードディスクに保存した動画(DVD相当の画質)を再生しながらバッテリ駆動させ、スリープになるまでの時間を計測しました。尚、画面の輝度は中間の「5」にしています。
インテルHDグラフィックスを使用する「省電力GPU」にしたときの駆動時間は3時間40分でした。
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