HP Omni 220(220-1020jp/CT)の実機レビュー

Omni 220は、21.5型フル液晶を搭載した小型ボードPCです。
重量が約7.9kgと軽めで、背面に取っ手もついており、室内移動がしやすいです。
地上・BS・110度CS対応テレビチューナー(Windows Media Center使用)を、購入時に選択することも可能です。※ただし、2011年10月28日現在、取り扱いを一時停止中
最小構成ならば、5万円台と安価です。2011年10月下旬に価格改定をして、さらに安くなりました。
目次
| 1 Omni 220の基本スペック | 2 特徴1 - 小型・軽量でもフルHD液晶搭載 |
| 3 特徴2 - 最小構成なら5万円台と安価 | 4 液晶ディスプレイのチェック |
| 5 総合ベンチマーク | 6 静音性のチェック |
| 7 パーツの温度のチェック | 8 消費電力のチェック |
| 9 外観のチェック | 10 まとめ |
Omni 220の基本スペック
Omni 220の基本スペックをチェックします。※2011年冬モデルの情報です。モデルが変わると搭載できるパーツは異なるのでご注意ください。
CPU Pentium G620、Core i3-2100、Core i5-2400Sから選択可能です。本機は、Core i3-2100を搭載しています。 |
グラフィックカード インテル HD グラフィックスまたは、Radeon HD 6450Aを選択可能です。本機はインテル HD グラフィックスです。 |
液晶ディスプレイ 21.5型ワイド液晶(フルHD)です。表面は非光沢です。 |
メモリ 4GB~8GBまで選択可能です。PC3-10600のメモリです。本機は2GBです。 |
ハードディスク 320GB~1TB(7200rpm)または2TB(5400rpm)の容量を選択可能です。本機の容量は500GBです。 |
テレビチューナー 地上・BS・110度CS対応テレビチューナーを選択可能です。本機は未搭載です。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチまたはブルーレイ再生ドライブを選択可能です。本機はDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。 |
特徴1 - 小型・軽量でもフルHD液晶搭載

取っ手が付いています
本機は液晶サイズが21.5型と、ボードPCとしてはやや小型です。重量も約7.9kgと軽めで、背面に取っ手がついているので、持ち運びやすいです。小型・軽量ではありますが、フルHDの解像度を持ち、作業域は広いです。
ダブルTVチューナーや、高性能GPU、3D液晶などの機能は求めず、単純に省スペース大画面なPCをお探しなら、おすすめです。
特徴2 - 最小構成なら5万円台と安価
本機は最小構成なら5万円で購入可能な安さです。
ただし、最小構成ではメモリが2GBです。そこで、メモリを4GBにした場合の価格も下の表に掲載します。また、CPUをCore i3-2100にした場合の価格も掲載します。※2011年10月28日時点の価格です。
いずれの構成も安価だと思います。
リカバリメディアとHPガイドブック(解説書)は、PCに詳しい方であれば必要ないと思うので、選択から外しましょう。そうすれば、約5,000円お得になります。
また、標準ではマウスとキーボードが有線です。無線がよい方は忘れずに選択しましょう。
| 構成例1 | 構成例2 | 構成例3 | 構成例4 | |
|---|---|---|---|---|
| CPU | Pentium G620 | Pentium G620 | Core i3-2100 | Core i5-2400S |
| メモリ | 2GB | 4GB | 4GB | 4GB |
| テレビ | チューナーなし | |||
| その他 | リカバリメディアなし へ変更 HPガイドブック(解説書)なし へ変更 |
|||
| 価格 | 53,130円 | 61,530円 | 66,780円 | 75,180円 |
CPUをどれにしようか迷うと思うので、それぞれのベンチマーク(PassMark CPU)スコアを掲載します。Pentium G620とCore i3-2100のスコアは約1.5倍違います。Core i3-2100とCore i5-2400Sとのスコアは約1.3倍違います。
コストパフォーマンスが高いのはCore i3-2100でしょう。
| Pentium G620 | Core i3-2100 | Core i5-2400S | |
|---|---|---|---|
| PassMark CPU ベンチ | 2467 | 3860 | 5071 |
| 価格差 | 基準 | +約5,000円 | +約13,000円 |
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイをチェックします。

正面からの画像
TNパネルであると思われるため、視野角はそれほど広くはありません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、全体的に下方へ調整されています。特に青と緑の調整幅が大きいです。そのため、実際の画面は、明るい寒色系の設定になっています。
※同じパネルが搭載されるとは限りませんし、パネルによって調整は異なります。

ガンマ補正曲線
※ i1 BASIC PROで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2
※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V様のページをご確認ください
色域のチェックです。比較的広めの色域だと思います。
画素の拡大図です。
画素の形はぼやけてよく見えません。表面処理はやや凹凸が荒いかなという気はします。
実際の画面を確認すると、近づけはややギラツキを感じます。ただし、通常画面を見る距離(約50cm)であれば、ほとんど気になりません。ただし、個人差がありますのでご了承ください。

画素の拡大図
※マイクロスコープ(FS-SST240 )で撮影
総合ベンチマーク
Core i3-2100を搭載した本機の総合ベンチマークスコアを掲載します。
Omni 220は、デスクトップ用のCPUを搭載しているため、ノートPCと比較するとスコア値は良いほうです。ただし、それ以外のスコアはそれほど良くありません。
Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)

PCMARK 7(v1.0.4)

静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。もし、動作音が大きいと、気になって作業に集中できなかったり、周りの人に迷惑になったりします。
アイドル時は、ノートPC以上、デスクトップ以下の動作音が聞こえます。ただし、負荷をかけても、それほどうるさくなりません。

騒音値の計測結果
左図:アイドル時の騒音値 (何も操作していない状態)
中央図:バイオハザード5ベンチマーク実行時の騒音値(解像度:1280x720、テストAで実行)
右図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時の騒音値(x264、解像度1280x720でエンコード)
部屋を極力無音にしたときの騒音値:40.4dB、 測定機器:GS-04
※選択したCPUやGPUが異なると騒音値は変わってきます
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
いずれも問題ない温度だと思います。

各パーツの温度の測定結果
左図:アイドル時(何も操作していない状態)の温度
中央図:バイオハザード5ベンチマーク実行時の温度(解像度:1280x720、テストAで実行)
右図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時の温度(x264、解像度1280x720でエンコード)
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor Pro
※選択したCPUやGPUが異なるとパーツの温度は変わってきます
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。もし、消費電力が高いと、電気代が高くなります。尚、1日平均3時間程度パソコンを使用した場合、消費電力が1W違うと、電気代は1か月あたり約2円違います(電気の契約内容にもよります)。
下記の3つの状態で計測した結果を記載します。ノートPCと比較すると高い消費電力ですが、デスクトップPCと比較した場合、液晶ディスプレイを搭載していることを考慮すると、低めの消費電力です。

消費電力の計測結果
左図:アイドル時 (何も操作していない状態)の消費電力
中央図:バイオハザード5ベンチマーク実行時の消費電力(解像度:1280x720、テストAで実行)
右図:TMPGEnc Video Mastering Works 5 でエンコード時の消費電力(x264、解像度1280x720でエンコード)
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※選択したCPUやGPUが異なると消費電力は変わってきます
外観のチェック
Omni 220の外観のチェックです。

側面の画像です。

背面の画像です。背面にはUSB2.0やLANポートが搭載されています。

側面のポートです。USB3.0ポートが搭載されています。

まとめ
以上が、HP Omni 220のレビューでした。
最近、ボードPCはどんどん大きく、重くなっていく中、21.5型という大きさで、約7.9kgという軽さのPCは移動しやすく、扱いやすいです。小型・軽量であるにも関わらず、液晶解像度はフルHDであるため、作業もしやすいです。価格が安い点も魅力です。
地デジ・BS・110度CS対応チューナーも選択することが可能です。Windows Media Centerを使用するため、長時間録画やDTCP-IPなどには対応していないと思いますが、テレビ機能をそれほど重視していなければ、問題ないと思います。
※ただし、2011年10月28日現在、テレビチューナーは取り扱いを一時停止中です
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