富士通 LIFEBOOK UH55/H の実機レビュー

安価な国産ウルトラブック
LIFEBOOK UH55/Hは、国産メーカー「富士通」のウルトラブックです。
国産メーカーの割には価格が安くなっているため、ウルトラブックの入門機として購入しやすいです。
なお、富士通にはLIFEBOOK UH75/HN(またはUH75/H)という上位機種も存在します。同じUHシリーズですが、こちらとは全く別のPCと考えたほうが良いです。CPU、バッテリ駆動時間、画面サイズ、薄さなど、スペックはUH75/HNのほうが良くなっています。
ただし、(UH75/HNはまだ発売されていないが)UH55/Hよりも価格が高くなるのは間違いないです。スペックにはあまりこだわりがなく、国産ウルトラブックを安く買いたい方は、本機でも良いと思います。
メーカーサイト:LIFEBOOK UH55/H
目次
| 1 LIFEBOOK UH55/H の基本スペック | 2 特徴1 - 極薄ボディ |
| 3 特徴2 - HDD+高速処理用SSDで、大容量+高速アクセス | 4 液晶ディスプレイのチェック |
| 5 キーボードとタッチパッドのチェック | 6 総合ベンチマーク |
| 7 動画のエンコード時間のチェック | 8 バッテリ駆動時間のチェック |
| 9 重量のチェック | 10 カードリーダー/ライターのチェック |
| 11 静音性のチェック | 12 パーツの温度のチェック |
| 13 表面温度のチェック | 14 消費電力のチェック |
| 15 外観のチェック | 16 まとめ |
LIFEBOOK UH55/H の基本スペック
本機の基本スペックを紹介します。※2012年夏/カタログモデル「LIFEBOOK UH55/H」のスペックです。このモデル以外は、スペックが異なりますのでご注意ください。
CPU Core i3-2367M(超低電圧版CPU)です。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 3000)です。 |
液晶ディスプレイ |
メモリ 4GBのメモリを搭載しています。 |
ハードディスク/SSD HDD 320GB+高速処理用SSDとなります。 |
光学ドライブ 内蔵光学ドライブは非搭載です。 |
バッテリ駆動時間 |
特徴1 - 極薄ボディ


ゴム足を含めた高さの実測は約20mm
LIFEBOOK UH55/Hは、ウルトラブックのカテゴリに属するだけあって、ボディが非常に薄いです。メーカーの仕様では、薄さ約18mmとなっています。
また、ゴム足を含めた本体の高さを計測してみたところ、約20mmでした。
特徴2 - HDD+高速処理用SSDで、大容量+高速アクセスを実現
LIFEBOOK UH55/Hは、ハードディスク(HDD)の他に、高速処理用SSDを搭載しており、大容量と高速アクセスを実現しています。
なお、インテル・スマート・レスポンス・テクノロジー(ISRT)を使用しているかと思っていましたが、ISRTの設定ソフトが見当たらず、またチップセットにISRTには対応していないHM76 Expressを採用していることから、別のソフトを使用しているようです。
初期状態のPCで、停止・起動時間を実測した結果は次の通りです。HDDのみを搭載したPCよりは起動が速いです。
| テスト内容 | 時間 | |
|---|---|---|
| 通常停止/起動 | PC停止時間 | 約15秒 |
| PC起動時間 | 約26秒 | |
| スリープ移行/復帰 | スリープへの移行時間 | 約8秒 |
| スリープからの復帰時間 | 約5秒 | |
ベンチマーク
本製品に搭載されているディスク(Cドライブ)のCrystal DiskMarkのベンチマーク結果および、一般的なHDDのベンチマーク結果を掲載します。一般的なHDDよりは高いスコアですが、高速処理用SSDを搭載している割にはそれほど高いスコアではありません。特に4Kのランダムアクセス速度がHDDとほぼ変わりません。

LIFEBOOK UH55/HのHDD+高速処理用SSDと、一般的なノートPCのHDDのベンチマーク比較
液晶ディスプレイのチェック
LIFEBOOK UH55/Hの液晶ディスプレイのチェックです。
一般的なノートPCと同様に、やや青みの強い液晶です。ただし、多くの方は液晶テレビの青白い画面に慣れているため、気にならず普通に使えると思います。

正面からの画像
詳細を見ていきます。
画面の視野角はそれほど良くないですが、他のPCも似たような視野角です。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が下げ気味に調整されています。そのため実際の画面は、青が強調された画面になっています。
※異なるパネルが搭載される可能性もあります
色域はやや狭いですが、他のウルトラブックとそれほど変わりません。


画素の形状は下図の通りですが、シンプルな形状です。ギラつきは感じません。

キーボードとタッチパッドのチェック
キーボードのチェックです。
キーピッチは約17.75×17.75mmと、若干狭めですが、それほど気にはなりません。。キーストロークは約1.5mmと、こちらも若干浅めです。

キーボード全体図

キーの拡大図
タッチパッドとクリックボタンは一体型です。

タッチパッドとクリックボタン
総合ベンチマーク
LIFEBOOK UH55/Hのベンチマークの結果です。
なお、CPUはSandy Bridgeの超低電圧版:Core i3-2367Mを搭載しています。Ivy Bridgeではないためご注意下さい。
Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)

1280x720で実行
PCMARK7 v1.0.4

動画のエンコード時間のチェック

ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。
画質の綺麗なx264でエンコードしたときは1時間以上かかりました。搭載されているCore i3-2367Mではエンコードには不向きです。
クイック・シンク・ビデオでエンコードしても、24分29秒と遅いです。
エンコードを行うなら、ウルトラブックではなく、素直に通常電圧CPUを搭載したLIFEBOOK AHなどのノートPCの方が良いです。
| エンコード方法 | エンコード時間 |
|---|---|
| x264でエンコード | 1時間8分24秒 |
| クイック・シンク・ビデオでエンコード | 24分29秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
バッテリ駆動時間のチェック

動画再生のバッテリ駆動時間は3時間31分
LIFEBOOK UH55/Hのバッテリ駆動時間のチェックです。
バッテリ駆動中は、HDDに保存したDVD画質相当の動画を再生させています。計測の結果、3時間31分で、休止状態へ移行しました。
重量のチェック
重量のチェックです。
実測してみたところ、本体は1596gでした。ACアダプタは206gでした。

重量の実測結果
カードリーダー/ライターのチェック

SDカード挿入後の外観
内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。
スロットは本体の右側面にあります。本体が斜めにカッティングされているため、カードを挿入後の出っ張りも気になりません。
対応しているカードは次の通りです。
| 対応カード | SD(SDHC、SDXC)、メモリースティック |
カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkの結果です。最大転送速度が95MB/秒のSDカードを使用しましたが、この数値に近い値は出ませんでした。




