Norton Ghost 15.0 で、OS丸ごとバックアップしてみよう
パソコンが起動しなくなったときや、ウイルス感染したときどうしますか? OS丸ごとバックアップしていれば、簡単な手順で数十分で復元できます。
私のパソコンのOSは、過去3回ほど調子が悪くなったことがあります。 1回目は、ウイルス感染しました。 2回目は、サービスパックを当てたらパソコンがリブートを繰り返すようになりました。 3回目は、右クリックすると、ウインドウの応答がなくなるといった症状でした。 1回目のときはウイルス駆除できず、OS丸ごとバックアップもとっていなかったので、仕方なくOSの再インストールをしたのですが、元に戻すまで2日位かかりました。 それ以降は、OS丸ごとバックアップをとるようにしていたので、20分程度で、OSを元に戻すことができました。
このように、OS丸ごとバックアップをしていれば、いざというときの復旧が速いです。 では、Norton Ghost 15.0を使ったOS丸ごとバックアップ方法を見ていきましょう。
バックアップ元の選択
まずは、バックアップ元を選択します。 OS丸ごとバックアップするときは、バックアップ元に、Cドライブや、Dドライブといった「ドライブ」を指定します。

バックアップ先の選択 - 数箇所にバックアップ可能(オフサイトコピー)

次は、バックアップ先を指定するのですが、その前に、「リカバリポイントの種類」を聞かれます。 リカバリポイントとは、リカバリ可能な地点(日時)のことで、要はバックアップをとった地点(日時)のことです。 リカバリポイントの種類には次の2つです。
リカバリポイントセットとは、最初フルバックアップをとって、次からは増分バックアップとったときのバックアップのセットのことです。 このリカバリポイントセットを選択すると、最初はフルバックアップをとって、次のからは増分バックアップをとることになります。

単体リカバリポイントとは、1回だけフルバックアップをとるという意味です。
スケジュールを指定して、定期的にバックアップをとるなら、リカバリポイントセットを選択すると良いでしょう。 そのほうが、バックアップ時間も速く、バックアップ先のディスク容量も少なくてすみます。
リカバリポイントセットを選択した後は、バックアップ先を指定します。 バックアップ先には、外付けハードディス、NASなどを選択できます。 ここでは外付けハードディスク上にバックアップをとってみました。
また、Norton Ghost 15.0の特徴として、「オフサイトコピー」という機能もあります。 これは複数個所にバックアップファイルを保存しておく仕組みです。 バックアップ先に保存されたバックアップファイルは、しばらくすると指定したオフサイトコピー先へコピーされます。 単純なファイルコピーなので、パソコンにそれほど負荷もかかりません。 この機能はおすすめです。
下の図では、オフサイトコピー先に、NAS(ネットワーク接続ハードディスク)を指定しました。

バックアップ時刻や、再フルバックアップのタイミングの指定
最後に、バックアップする時刻や、その他、細かい設定をします。
まず重要なのが、「このバックアップに保存するリカバリポイントセット数の制限」の設定です。 上の設定でリカバリポイントセットを選択すると、フルバックアップ→増分バックアップ→増分バックアップ・・・の順番で、バックアップとります。 そしてあるタイミングで、またフルバックアップから取り直します。 なぜフルバックアップを取り直すかというと、増分バックアップファイルは、途中1つでもファイルが壊れていると、復元ができなくなるためです。 そのため通常、定期的にフルバックアップを取り直します。 そうすると、「フル、増分、増分、増分・・・」のリカバリポイントセットがたくさんできあがり、そのうちディスク容量を圧迫してくるので、古いリカバリポイントセットは削除する必要があります。 この設定は、最大いくつのリカバリポイントセットを残すかという設定です。

続いて、バックアップスケジュールを指定します。 これはおまかせです。

最後に、「新しいリカバリポイントセット(ベース)の作成を開始するタイミング」を指定します。 これは先ほど述べたフルバックアップを取り直すタイミングのことです。 毎日バックアップをとるのであれば、ここの設定は「毎週」が良いのではないかと思います。 週に1回バックアップをとるのであれば、ここの設定は「毎月」くらいが良いと思います。 毎日バックアップするのであれば、ここの設定は「毎週1回」くらいが良いと思います。

バックアップされたファイルはこんな感じ
リカバリポイントセットを指定してバックアップをとってみました。 OSはWindows 7 です。 増分バックアップファイル名は、フルバックアップファイル名の後に「_i001」などの連番がついているのがわかります。 尚、ファイルサイズはフルバックアップが約17GBでした。増分バックアップはファイルの更新量によってことなりますが、4MB〜2GBでした。

バックアップ時間
バックアップに要した時間は次の通りです。 NASへバックアップしたときの時間と、外付けハードディスクへバックアップしたときの時間の2種類を計測してみました。 尚、バックアップ元の容量は、33.5GBでした。
USB2.0 外付けハードディスクへのバックアップ時間
バックアップ先をUSB2.0 の外付けハードディスクにした場合、フルバックアップで13分でした。外付けハードディスクは、バッファロー 社のHD-CE500U2を使い、TurboUSBも有効にしました。
NASへのバックアップ時間
バックアップ先をNASにした場合、最初のフルバックアップが28分でした。 なお、LANは100Mbpsです。
復元するときのために、リカバリディスクを作成しておきましょう
せっかくバックアップできても、いざというときに復元できないと意味がありません。 OS丸ごとバックアップしたファイルを復元するには、リカバリディスクを作成する必要があります。 このリカバリディスクをパソコンへ挿入して起動し、ウィザードに従えば復元できます。
パッケージ版を購入した場合は付属のメディアCDをリカバリディスクとして使えます。ダウンロード版はISOイメージが提供されるので、これをCDに焼きます。 ただし両者とも、RAIDカードやLANカードなどのドライバを含めたい場合は下図のように「カスタム Recovery Disk CDを作成」を実行します。

以上が、OS丸ごとバックアップの設定でした。 次のページでは、ファイルやフォルダを指定してバックアップをとる設定方法を紹介します。 OS丸ごとのバックアップだと時間がかかりすぎる場合など、個別に重要なファイルだけどバックアップすることができます。


