仮想環境へ移行できる Paragon Drive Backup 10
Windows XP を簡単に仮想OSへ移行できる
Paragon Drive Backup 10の概要
まず言っておきますが、Paragon Drive Backup 10 はイメージバックアップソフトです。
Paragon Drive Backup 10はそれだけでなく、PC上の物理OSを仮想OSへ変換する機能もあるのです。
システムエンジニアの方は、お客様先のパソコン環境を丸ごと会社に持ち帰りたいこともあるでしょう。そんなときはParagon Drive Backup 10 を使えば、20分程度でお客様のPCを仮想OSにして会社へ持ち帰れます。
Windows 7 にしたいけど、どうしてもWindows XP でなくては動かないソフト・システムがある場合、Paragon Drive Backup 10 を使えば、Windows 7 上で旧XP環境をそのまま動かせます。

もちろん、イメージバックアップ機能がメインなので、普段のバックアップにも役立ちます。 また色々なバックアップソフトにOEM提供しているくらいなので信頼性は高いです。
こんなParagon Drive Backup 10が、2010年3月5日に発売されるので、レビューしてみました。ご覧ください。
ここがすごい - 物理OSを仮想OSへ変換できる

本来はバックアップソフトなので、仮想OSへ変換する機能というのはサブ的なものかもしれません。しかし他社のバックアップソフトにはあまり無い優れた機能です。
物理OSから仮想OSへ変換するには、「P2Vコピー」を選択します。
既にParagonでバックアップしたイメージファイルを仮想OSへ変換する場合は「P2Vイメージコンバート」を選択します。
このようにして仮想OSを作成後、ホストOS側にVirtual PC や VMwareをインストールし、仮想OSを選択すれば仮想環境の構築完了です。
やり方の詳細は別のページにまとめてみました。仮想OSへの変換をやってみたい方はご覧ください。
ここがすごい - 物理OSを別のパソコンへ移行できる
Paragon Drive Backup 10 は仮想OSへ移行できるだけでなく、物理OSを別のパソコン上へ移行することができます。パソコンを買い換えたけど、環境は変えたくない方にピッタリです。
しかも、移行先のパソコンで必要なドライバを、P2Pアジャストという機能でインストールすることもできます。P2Pアジャストの方法は下記リンクをご覧ください。
ここがすごい - 確実なバックアップ&復元
最も大切なことですが、バックアップ&復元が(私の今までの環境では)非常に正確です。
筆者は、色々なバックアップソフトを、色々なOS、パソコン及び、バックアップ先デバイスで試しましたが、まれに失敗する場合があります。とくにWindows 7 搭載のパソコンは復元の失敗が多いです。原因は、ハードの相性であったり、ドライバの問題であったり、OSの問題であったり様々です。でもParagon のソフトは未だ失敗したことがありません。私の環境では非常に確実性が高いです。
ここがすごい - CD起動時にドライバを追加インストールできる
イメージバックアップソフトは、付属のCD-ROMで起動して、OS丸ごとバックアップすることができます。ただし稀にドライバが合わないせいで、バックアップ元またはバックアップ先のデバイスが認識しないことがあります。Paragon Drive Backup 10 はこんなときに、ドライバをロードすることができます。
やり方は、ParagonのCD-ROMを挿入しパソコンを起動します。すると専用OSが起動します。「ドライバのロード」を選択すれば、ドライバを追加インストールできます。
ここがすごい - OS丸ごとバックアップできる
最近では当たり前の機能ですが、OS起動中に、OS丸ごとバックアップすることができます。
スケジュールを作成してバックアップすることもできます。スケジュールの作成方法は2つあります。1つはバックアップウィザードに従って作成する方法、もう1つは「サイクル バックアップ」という機能を使う方法です。定期的にバックアップするならサイクル バックアップのほうが便利です。サイクルバックアップの方法は下記ページをご覧ください。
ここがすごい - ハードディスクのコピー機能が充実している
Paragon Drive Backup 10は、コピー機能が充実しています。
コピー機能とはハードディスクやパーティションを、丸ごと別のディスクへコピーする機能です。例えば、容量の大きい別のハードディスクへ交換する場合や、ハードディスクからSSDへ交換する場合などに役に立ちます。
ただし、OSがインストールされた「パーティション」をコピーした場合、MBRがコピーされませんので、コピー先のディスクではOSをブートできません。その場合は「ハードディスクのコピー」を行ってください。
ここがイマイチ - スケジュール作成時に制限がある
Pragaonは、手動でバックアップを実行するならなんら問題ありません。
ただし、スケジュールを作成して定期的にバックアップする場合、やや不便な点があります。
スケジュールを作成する場合、2つの方法があります。1つは「スケジュール バックアップ」という機能を使う方法、もう1つは「サイクル バックアップ」という機能を使う方法です。
前者の場合、差分バックアップができません。また「バックアップイメージを上書きしない」という設定にすると、古いバックアップファイルが自動で削除されないため、定期的に自分で古いファイルを削除する必要があります。
後者のサイクル バックアップの場合、差分バックアップや、古いバックアップファイルを条件指定して削除(上書き)することができますが、バックアップ対象に複数のパーティションを選べません。 複数のパーティションをバックアップしたい場合は、ジョブを複数作成する必要があります。そうすると復元するとき手間がかかります。
| スケジュール バックアップ | サイクルバックアップ | |
| 複数パーティションのバックアップ | ○ | × |
| 差分バックアップ | × | ○ |
| 古いバックアップファイルの削除 | × | ○ |
ここがイマイチ - スケジュールを編集しにくい
バックアップウィザードや、サイクルバックアップで作成したスケジュールにおいて、編集できない項目があります。編集できないのはバックアップ元やバックアップ先です。これらを編集したい場合はバックアップジョブ自体を作り直さなくてはなりません。あまり変更するものでもないのでそれほど困りはしませんが、できれば改善して欲しいと思いました。なお、スケジュールは編集可能です。

まとめ
Paragon Drive Backup 10 は、物理OSから仮想OSへの変換機能や、ハードディスクのコピー機能など、他社のバックアップソフトには無いような機能を備えています。
Windows 7 が発売されてVirtual PC がより使われるようになった今、仮想OSに変換できるこのソフトは重宝すると思います。
またイメージバックアップ機能も確実で信頼性が高いです。ドライバを追加できる点や、OSがWindows PE 2.1でできていることから、イメージバックアップ時にデバイスが認識できないという事態はかなり低いと思います。
スケジュール機能に不満はありますが、それ以外は非常に良いソフトだと思います。 スケジュール設定しない人(バックアップをするときは手動で行う人)には非常におすすめです。
尚、Paragon Drive Backup 10 は、2010年3月5日発売ですが、ジャストシステムで先行予約をしています。またキャンペーン期間中、Paragonシリーズを購入された方には最大1,500円のキャッシュバックがあります。是非ご覧になってください。


