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ICEBackup v2.5の評価レビュー

更新日:2010年4月28日

ついさっき作成したファイルでも復元可能

ICEBackup v2.5 の特徴

ファイルを更新すると、すぐに別の場所へバックアップ/同期するソフトです。

ハード異常や操作ミスで、ファイルを復元しなくてはならなくなったとき、ICEBackupなら、ついさっき作成したファイルでさえも復元可能です。

リアルタイムでバックアップできるのに、パソコンはほとんど重たくならずに快適に使えます。


2種類のリアルタイムバックアップ機能が用意されている

ICEBackup V2.5は、2種類の機能を利用することができます
1つ目は、リアルタイムにファイルをバックアップする方法です。これは「ICEBackup」という機能で行います。世代管理ができることが特徴です。ただし、両方向の同期はできません。

2つ目は、リアルタイムにファイルを同期する方法です。これは「ICELiveSync」という機能で行います。この方法は両方向の同期が可能です。ただし世代管理はできません。

機能
方式 バックアップ
(バックアップファイルはソフトで復元)
同期
(バックアップファイルはソフトなしで開ける)
リアルタイムな
バックアップ/同期
世代管理 ×
両方向の同期 ×


リアルタイムバックアップ(ICEBackup)を試す

まずは設定してみる

まずはリアルタイムでバックアップできるICEBackupを設定してみます。尚、すべての設定画面は掲載していません。実際にはもう少し設定する項目があります。


保存先を選択します。

バックアップ元のフォルダは複数箇所を選べますが、バックアップ先は1つのみとなります。

ここではNAS(バッファローのリンクステーション)を保存先として指定します。

バックアップするフォルダを指定します。

基本的は設定はこれで終わりです。もう少し細かく設定したいと思ったら「拡張」というボタンを押します。

バックアップするファイルの拡張子や、除外する拡張子などを選択できます。

なお、除外するファイル拡張子を使用する場合は、バックアップするファイル拡張子を*.*にします。

ジョブの周期は、「リアルタイムバックアップ」と「スケジュールバックアップ」の2種類を選択可能です。

このソフトの”ウリ”はリアルタイムでバックアップできることなので、通常は前者を選びます。もし、パソコンがどうしても遅くなる場合は「スケジュールバックアップ」にすると良いでしょう。

また、世代管理をすることも可能です。ファイルをセーブする毎にバックアップされるため、編集中のファイルなんかは頻繁にバックアップされます。そのためデフォルト値は世代数が50と多めになっています。

おおまかな設定は以上です。

バックアップ・復元を試す

では実際にバックアップを試してみます。一番最初はファイル数が多いため時間がかかります。あとはファイルをセーブする度にファイルのバックアップがとられます。体感ですがセーブ後、1,2秒後にはバックアップされていました。


実際にバックアップされたファイルはこのようになります。ファイルをペイントやメモ帳で無理やり開いてみても、開けません。暗号化されています。



test.htmlというファイルについて、編集+セーブを数回繰り返しました。そのときの管理画面が左の図です。test.htmlというファイルが世代管理されて保存されているのがわかります。



復元するときは、ファイルを右クリックして「復元する」を選択するだけです。

また、その下にある「~以前の日付に上位フォルダを復元する」を選択すると、上位フォルダの中身の全てが復元されます。

CPUやメモリ負荷は小さい

リアルタイムと聞くとCPUやディスクの負荷が気になります。そこでリソースモニターでICEBackupのプロセスが、CPUやディスクにどの程度負荷をかけているか確認しました。

ファイルを全く更新しなければ、ICEBackupが、CPUやディスクへ負荷をかけることはほとんどありませんでした。



合計約50MBのファイル群をバックアップ元にコピーして、同期が始まったところでCPUとディスクの負荷を見てみましたが、ICEBackupのプロセスの負荷はそれほど高くはありませんでした。CPU負荷は1.85%と低いものでした。ディスク負荷については、読み取り負荷の高い順にソートして確認していたのですが、表示すらされませんでした。





リアルタイム同期(ICELiveSync)を試す

次は、リアルタイムで2つのフォルダを同期する「ICELiveSync」の機能を試します。このソフトは先ほどのICEBackupと異なり、バックアップ先にそのままファイルがコピーされる仕組みになっています。そのため、バックアップ先のファイルは、ダブルクリックすれば普通に開くことができます。

まずは設定してみる


「原本フォルダ」と「対象フォルダ」の2つを指定します。

ここでは「原本フォルダ」にNASを、「対象フォルダ」にローカルディスクを指定してみました。

同期化方法を指定します。一方向の同期をするか、両方向の同期をするかを選べます。

一方向の同期だと、さきほどのICEBackupとやっていることはさほど変わりないので、ここでは「両方向の同期化」を選択します。

ジョブ周期はもちろん「リアルタイム同期化」です。

おおまかな設定としては以上です。

尚、同期化方法の詳細については下記のヘルプを見てください。



同期してみる

下記が同期後の画面です。ローカルディスクのファイルを編集&セーブすると、すぐにNAS側のフォルダに同期されました。しかし、NASにあるファイルを編集&セーブしても、ローカルディスクへ同期されませんでした。

NASに保存されたファイルをリアルタイムには監視していないようです。NASに保存されたファイル → ローカルディスク方向へリアルタイムで同期がかけられるなら、モバイルPCを外出先へ持ち出すときに便利だと思ったのすがうまくいきませんでした。尚、「同期化」というボタンを手動で押せば同期させることは可能です。

追記:
NASからローカルディスクへの同期がうまくいかないのは、NASで使われるSambaのバージョンが低いためなようです。
NAS上のファイルの更新を知るためには、Sambaが「Samba 3.0.25(2007/7リリース)以降かつ、Linuxカーネルがinotifyを利用可能なシステム」が必要となります。しかし、バッファローやアイ・オー・データのNASで使われるNASのバージョンは2.xであるため、同期が正常にできないようです。バッファローやアイ・オー・データのNASが未だにSamba 2.xを使っているのが驚きです。
詳細は、公式ページのQAをご覧ください。



ICEBackup v2.5のまとめ

ICEBackupはリアルタイム(ファイルを更新したらすぐ)にファイルをバックアップor同期するソフトです。パソコンに負荷がほとんどかからずリアルタイムに同期することが可能です。

通常のバックアップでは、1日1回バックアップするケースが多いですが、この場合だと、なにかのトラブルがあったときに今日作成したファイルは戻ってきません。しかし、ICEBackupならついさっき作成したファイルが消えたとしても復元することが可能です。

使った感想ですが、リアルタイムバックアップ(ICEBackup)機能は全く問題ありません。セーブしたファイルがすぐにバックアップされるので、有事の際に安心です。ハードディスクの故障などが発生したときに、前日のバックアップ状態へ戻ってしまうと、1日分の作業(1日分の労務費)が無駄になってしまいます。それを考えると、このようなリアルタイムでバックアップしてくれるソフトはありがたいです。

リアルタイム同期(ICELiveSync)は、NASからローカルハードディスクへの同期がSambaのバージョンの問題でうまくいきませんでしたが、ローカルハードディスクからNASへのリアルタイム同期は問題ありませんでした。

リアルタイムでファイルをバックアップor同期してくれるソフトをお探しの方は是非使ってみてください。

尚、こちらから体験や購入が可能です。



ICEBackupの体験版・製品版のダウンロード