シェアNo.1 Acronis True Image Home 2009 のレビュー
Acronis True Image の最新版: Acronis True Image Home 2010 のレビューは、 以下をご覧下さい。 Acronis True Image Home 2010 |
もし思い出の画像が消えたら・・・ 作成した資料が消えたら・・・
もし、思い出の画像が消えたら・・・、もし、作成した資料が消えたら・・・。
パソコンのハードディスクが壊れて、思い出の画像やメール、苦労して作成した資料が消えてしまったら、無念ですよね? 火事でアルバムがすべて燃えるくらい、悲しいです。
パソコンのハードディスクなんて、いつ壊れるかわかりません。 壊れてからデータをバックアップしておけば良かったと思っても遅いのです。 自分のデータは自分しか守れません。
では、バックアップソフトは、どれが良いのでしょうか??
私は、Acronis True Image が最も良いのではないかと思います。 機能、性能、価格どれをとっても一流です。
今回は、このバックアップソフトのシェアNo.1の最新版「Acronis True Image Home 2009 」をレビューしましたので、ご覧下さい。
Acronis True Image Home 2009 の評価
![]() ![]() ほぼ満点の評価です。 機能は充実しており、バックアップ速度も速く、操作も比較的分かりやすいです。 バックアップ機能だけでも十分なのに、ディスク抹消機能もついて、価格は6,000円以下と大変お得です。 |
Acronis True Image Home 2009 とは?
Acronis True Image のソフトを全く知らない人のために、少しソフトの特徴を説明します。
Acronis True Imageの主な機能は、OSを丸ごとバックアップする(ディスクを丸ごとイメージバックアップする)ことです。 しかも、OSを起動したまま実行できます。 最近のバージョンでは、OSを丸ごとバックアップするだけでなく、ファイル単位でのバックアップも可能ですし、データの完全削除や、履歴の削除、アプリケーションを試用できる機能など、様々な機能が付随しています。
また、バックアップソフトの中で、シェアNo.1を誇っています。
ここがすごい - バックアップ速度が速い
Acronis True Image は バックアップが速いです。 参考までに以下の環境で試したときの速度を掲載します。 ただし、速度は環境によって異なるので参考程度にしてください。
(1) 3年前のPCのローカルハードディスクから、ポータブルUSB外付けハードディスクへバックアップした場合
(2) 最新のPCのローカルハードディスクから、同じローカルハードディスクへバックアップした場合
(1)の環境の場合、46.1GBの容量で、フルバックアップが20分34秒、増分バックアップが8分11秒でした。
(2)の環境の場合、20.5GBの容量で、フルバックアップが5分29秒、増分バックアップが45秒でした。

尚、バックアップ方法の詳細は、「Acronis True Image Home 2009のバックアップ方法」をご覧ください。
ここがすごい - バックアップ先の容量が増えない


Acronis True Image の良いところは、何回バックアップをとってもディスク容量が不足しないところです。
通常のバックアップソフトは、古いバックアップファイルが残されたままなので、そのうちディスク容量が一杯になってしまいます。
その点、Acronis True Image は、古いバックアップファイルを結合して、ディスク容量が一杯になるのを防ぐことができます。
例えば左の図を見て下さい。 1月1日から増分バックアップを毎日実施したとします(初日の1月1日だけはフルバックアップになります)。そして、設定した条件を超えたら古いバックアップファイルを統合することができます。
ここで、条件には、左のような項目を設定できます。バックアップ数、保存期間、アーカイブ(バックアップファイル)のサイズの4つです。このいずれかの条件を超えたときに、古いバックアップファイルが統合されます。
また、2009年版の改良点として、この条件を指定するときに、バックアップロケーションを設定する必要がなくなりました。バックアップ先がどこであろうと、条件を設定することが可能です。
ここがすごい - スケジュールが見やすい
Acronis True Image Home 2009は、スケジュールが大変見やすいです。 これから実施されるバックアップや、成功・失敗したバックアップが色分けされてカレンダー形式で表示されます。

ここがすごい - OSが起動しなくなっても復元可能

Acronis True Image Home 2009は、OSのファイルが破損しOSが起動しなくなっても、復元することが可能です。
復元するときは、事前に作ったブータブルメディア(CD-ROM)をパソコンに挿入し、パソコンの電源を入れます。 すると、左の図のような画面が起動するので、「Acronis True Image Home(完全版)」を選択します。あとはウィザードに従い復元操作をおこないます。
詳細は、「Acronis True Image Home 2009の復元方法」をご覧ください。
ここがすごい - イメージファイルから、特定のファイルのみ復元できる
イメージバックアップソフトは、ディスクを丸ごとイメージとしてバックアップしています。そのためソフトによっては、復元するときに”すべての”データを復元しなくてはなりません。 特定のファイルのみ復元するのが難しい場合もあります。
一方、Acronis True Image Home 2009 は、イメージバックアップしたファイルから、特定のファイルのみ復元することが可能です。 しかも操作方法は簡単で、バックアップしたファイルをダブルクリックして、該当のファイルを探し、復元したいファイルをドラッグ&ドロップするだけです。
以前のバージョンのAcronis True Image 11 Home の場合は、管理画面を起動して復元操作を行わなければなりませんでした。 しかし、今回のAcronis True Image Home 2009は、イメージファイルをダブルクリックし、ファイルをドラッグ&ドロップだけで復元できるようになりました。大変直観的に操作可能です。

ここがすごい - アプリケーションやファイル単位のバックアップも可能

Acronis True Image Home 2009は、イメージバックアップ(OS丸ごとバックアップ)だけでなく、アプリケーション単位やファイル単位でのバックアップも可能です。
左の図は、バックアップ元を選択する画面ですが、「データ」を選択すると、ファイルやフォルダを指定してバックアップできます。このときに、イメージファイル(JPGやGIFなど)やドキュメントファイル(ワードやメモ帳など)だけ指定することも可能です。
また、左の図のように「電子メール」や「アプリケーションの設定」などをバックアップすることができます。
どんな種類のデータをバックアップできるのかは、「Acronis True Image Home 2009のデータバックアップの種類」をご覧ください。
ここがすごい - バックアップ先を暗号化できる

Acronis True Image Home 2009は、Acronis セキュア ゾーンという領域を作成し、バックアップ先を暗号化することが可能です。 この領域へバックアップすれば、Acronisからパスワードを入力しないと復元できないようになります。
また、外付けハードディスクにうまくバックアップできないときに、Acronis セキュア ゾーンを作るとうまくいくときもあります。
Acronis セキュア ゾーンの作成方法については、「Acronis True Image Home 2009のセキュアゾーンの作成方法」をご覧ください。
ここがすごい - 試用モードでアプリを試せる

Acronis True Image の特殊な機能として、「試用モード」というのがあります。
「試用モード」とは、インストールしたアプリケーションを試しに使って、気に入らなかったら、キレイに元に戻す機能です。
具体的には、左の画面のように「試用モードの開始」を実行すると、セキュアゾーンというAcronisが管理する特殊なパーティションに、以後の変更が書き込まれます。 例えば、「試用モード」開始後に、レジストリを変更しても、ファイルをコピーしても、すべてセキュアゾーンに変更内容が記録されます。
この機能の良い点は、内容を破棄すれば、前と全く同じ状態に戻ることです。 普通、何かのアプリケーションをインストールしてから、アンインストールすると、レジストリなどにゴミが残ります。 しかし、この「試用モード」は、全くゴミが残りません。 完全にインストール前の状態に戻ります。
この機能により、グラフィックソフトや圧縮・解凍ソフト、オフィスソフト、メールソフトなど、自分にあったソフトを色々使ってみてから、最後に気に入ったソフトのみをインストールすることもできます。
ここがすごい - データの完全削除もできる

Acronis True Image Home 2009は、バックアップ機能だけではありません。 個人データを復元できないように削除してくれる機能もあります。
1つ目はハードディスク全体を完全削除してくれるAcronis DriveCleanser です。元々は単体のソフトとして販売されているものなので、この機能がついているのは大変お得です。
2つ目は、「ファイルシュレッダー」機能です。これは、ファイルやフォルダ単位で完全削除してくれます。
そして3つ目は、「システム クリーンアップ」の機能です。これは、一時ファイルの削除や空き領域の完全削除など、使用履歴を削除してくれます。
ここがイマイチ - 仮想環境や別機種のPCへ移行できない
1点残念な点があります。それは仮想環境や、別のPCへの復元機能がないことです。
もし、新しいパソコンを買ったけど、古い環境もVirtualPCなどの仮想環境として残しておきたい、といった人には向きません。
また、落雷や水没などでパソコンが故障し、機種の違う新しいパソコンへOSごと復元したいと思ってもできません。ただし、個人的には新しいPCへの移行は、クリーンインストールされているOSにデータだけ移行したほうがスムーズだと思います。OSごと新しいPCへ移行しても、PCメーカー提供のドライバの入れ替えや、旧PCの不要なアプリ(PCメーカー固有のアプリ)の削除などが発生し、手間はほとんど変わらないためです。データのみの移行なら、新しいPCにAcronisをインストールし、上で説明したようにバックアップファイルを開いてコピーすれば移行できます。
もし、仮想環境や別PCへの復元機能が欲しい人は、ParagonやNorton Ghostがよいでしょう。
Acronis True Image Home 2009 のまとめ
Acronis True Image Home 2009 は、文句の付けようのないバックアップソフトだと思います。
増分バックアップ運用をしていても、定期的に完全バックアップが取れる機能や、容量がいっぱいになったら、古いバックアップファイルを結合する機能など、家庭用ソフトではあまりない機能を持っており、他のソフトの追随を許しません。
速度も速く、2GBあたり約1分でバックアップがとれます。 増分バックアップ運用にすれば、さらにバックアップ時間は減り、バックアップしていることにすら気づきません。
さらに、Acronis Drive Cleanserなどのデータ抹消ツールも付属しているので、1つは必ず持っておきたいソフトです。
価格も6,000円を切る安さです。 かなりおすすめのソフトです。
私も、自信をもっておすすめできる製品です。




