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DELL S2330MXの実機レビュー

更新日:2011年10月15日

わずか9.9mmの超極薄ディスプレイ

パソコンフェアというイベントに参加した際、DELL S2330MXを見て一目惚れし、価格も安いことから実際に購入してみました。

本機は、パネルの厚さがわずか9.9mmと超薄型設計で、スタンドも含めて非常にコンパクトな液晶ディスプレイです。

またオーバードライブ機能が標準搭載されており、2msという超高速応答速度により、ゲームや映像視聴の際にほとんど残像を感じることはありません。

最大8,000,000:1と動的コントラスト比も高く、これだけの性能で17,480円(2011年11月13日時点)という価格は非常にリーズナブルです。

デル直販店:S2330MX

基本スペックのチェック

基本スペックのチェックです。特徴は応答速度の速さとコントラスト比の高さです。S2330MXは標準でオーバードライブ機能を搭載しており、応答速度2msという非常に高速な応答速度を実現しています。また最大8,000,000:1のダイナミックコントラスト比により、メリハリのある映像を楽しむことができます。

ただHDMI端子を搭載しておらず、ゲーム機などのマルチメディア機器を接続できません。

基本スペック
製品名 DELL S2330MX
サイズ 23型ワイド
解像度 1920x1080
表面処理 非光沢
パネル方式 TN
バックライト  LED 
 応答速度 2ms(標準、オーバドライブ搭載、GTG)
 コントラスト比 1,000:1 (標準)
8,000,000:1(最大)
入力端子 DVI-D×1
VGA×1
スピーカー なし
位置調節   チルト機能
消費電力 標準 27W
最大 33W
輝度 250cd/m2
 重量  4.7kg

画質のチェック

ガンマ補正曲線のチェック

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色がやや下げ気味に調整されています。そのため実際の画面はやや寒色系となっています。


ガンマ補正曲線
※ i1 BASIC PROで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

色域のチェック

色域は普通です。ネットやOffice作業、動画鑑賞、ゲームなどの用途なら、ちょうど良い色域だと思います。


ガモット図(a*b*平面)
左図はsRGBとの比較で、右図はadobe RGBとの比較
※ i1 BASIC PROでICCプロファイルを作成後、ICCViewでグラフを作成

画素のチェック

次は、画面をマイクロスコープで拡大した図です。

画素はシンプルな形状をしています。ノングレア処理面にピントを合わせた画像をみると、凸凹がやや大きいです。そのためか、実際の画面を確認すると、わずかにギラツキを感じます。ただし、見え方には個人差があります。ご了承ください。


画素の拡大図 ※マイクロスコープ(FS-SST240 )で撮影

視野角のチェック

視野角については、TNパネルであるため良くないです。


正面から見た場合

横から見た場合

下から見た場合

残像感と動画のチェック

残像感のチェック


応答速度はなんと2ms

残像感のチェックです。「液晶応答速度&低解像度チェック」というソフトを使って計測しました。

本機には標準でオーバードライブ機能が搭載されており、OSDメニューからオーバードライブをオン/オフを切り替える項目がありません。

仕様上では応答速度2msというかなり高速な数値です。少し半信半疑だったのですが、実際に上記のソフトで目視で計測しても、2msという高速応答でした(あくまで目視であるため個人差は出ます)。

私自信これほど速い応答速度の速いディスプレイを見たことがなかったので、正直すごく驚きました。この応答速度なら、ゲーム、ビデオ共に残像の少ない映像を楽しむことができます。

動画のチェック


「劇場版 マクロスF」」 を視聴

本機はOSDメニューから電源管理設定をオンにすることにより、「明るい場面」と「暗い場面」に応じて、自動で輝度を調整し、コントラスト比を高め、映像や画像にメリハリが出て、くっきりと見やすくなります。

実際に「劇場版 マクロスF」を視聴して動画をチェックしたところ、色の表示にメリハリがあり、くっきりと表示され、より立体感のある映像を楽しむことができました。輝度もパッパッと切り替わるのではなく、ふわっとごく自然に切り替わるので、全く気になりません。

また気になる残像は全く感じず、本機はより映像に没頭させてくれる製品です。



ゲームの快適度をチェック

FPSをプレイ


「F.E.A.R.3」をプレイ

S2330MXはFPSをプレイする上でその性能を発揮してくれます。2msという超高速応答速度により、照準の移動や走った時、素早い動きにも残像感を感じず、快適にプレイすることができます。

応答速度の遅いディスプレイと比べると、残像感の少なさは段違いです。

またゲームプレイ時でも電源管理設定をオンにすることにより、「明るい場所」と「暗い場所」に応じて輝度を自動で調整してくれるので、オブジェクトや敵の視認性が向上します。

もちろんFPSだけでなく、2Dシューティングやアクションゲームでも本機は性能を発揮してくれることでしょう。


消費電力のチェック


輝度最小時            輝度最大時 

   輝度最小時            輝度最大時   

本機は仕様上では、標準で27W、最大33Wとなっています。実際にワットチェッカーで消費電力を計測したところ、輝度最小時で15.8W、輝度最大時で29.8Wでした。

また、輝度を約120cd/m2に調整したときの消費電力は、約22Wでした。

オーバードライブを標準で搭載しているにしては、低消費電力だと思います。

輝度の設定は1~100まで1メモリずつ調整が可能です。

また右の画像のように、輝度の値によってエネルギー利用量がひと目で分かるようになっています。

外観と使用感のチェック

パネルが9.9mmと非常に薄く、コンパクトなのでデスク周りがすっきりします。OSDメニューや輝度を調整するボタンはタッチセンサー式になっており、特に使い難いといったことはありません。デザインも台座がわっか状になっていたりと、DELL独特のスタイリッシュなデザインで個人的には非常に気に入っています。

気になる点はタッチセンサーを触った際、支えの部分が弱いのか、パネルが前後にガタガタ揺れることです。しかし、キーボードを叩いたり、机が揺れたぐらいではパネルは揺れませんので、許容の範囲内でしょう。


全体の画像です。


正面の画像です。


背面の画像です。


横からの画像です。パネル部分はわずか9.9mmとかなり薄いです。


台座部分の画像です。わっか状になっています。


入力部分の画像です。HDMI端子はありません。


電源の画像です。内蔵型ではありません。


タッチセンサー部分の画像です。反応は少し遅延があります。


OSDメニューの画像です。サイズと文字が大きくとても見やすいです。

まとめ

DELL S2330MXはわずか9.9mmという超極薄パネルで、コンパクト設計なのでデスクに置いてもスペースを取りません。またオーバードライブ標準搭載で、応答速度2msという高速応答で残像感が非常に少なく、FPSや2Dシューティングゲーム、アクションゲームにおいて性能を発揮してくれます。さらには最大8,000,000:1のダイナミックコントラストでメリハリのある映像を楽しむことができます。これほどの性能で価格が17,480円ならかなりコスパの高い製品ではないでしょうか。

ただHDMI端子が搭載されていないので、PS3やXBOX360といったゲーム機を接続することができないのは少し残念です。しかし「ゲームはPCゲームしかプレイしない」という方にはかなりオススメできる液晶ディスプレイです。

下記にDELL S2330MXを購入する上でのメリット、デメリットを記載しましたので、参考にして頂ければと思います。

メリット

デメリット

詳細はこちら
デル直販店:S2330MX