徹底比較! LG E2370V-BF vs BenQ XL2410T
LG E2370V-BFとBenQ XL2410Tの概要
液晶ディスプレイはPCの作業用としてはもちろん、動画再生、ゲームなど様々な用途で使用されると思います。特に最近はゲーム用途で液晶ディスプレイを購入する方が多く、その中でも特にLG E2370V-BFとBenQ XL2410Tの液晶ディスプレイは価格も安くてゲーマーに人気の製品です。
今回は、「ゲーム向け」をウリにしている24型液晶ディスプレイのこの2機種を比較しながらレビューしていきたいと思います。
基本スペックで比較
最初に両機種の基本スペックを比べてみます。
まず大きな違いとしてパネル方式が「LG E2370V-BF」がIPSパネル、「BenQ XL2410T」がTNパネルとなっています。また「BenQ
XL2410T」の方は120Hz駆動が可能です。
入力端子では「LG E2370V-BF」の方がHDMI端子を2基搭載しており、PCとは別にXBOX360やPS3を繋ぐことが可能です。両機種ともバックライトはLEDで、消費電力や輝度に至ってもそれほど違いはありません。
応答速度の方はメーカー発表値で「LG E2370V-BF」が約4.2ms、「BenQ XL2410T」が約5msとなっており、IPSパネルの「LG E2370V-BF」の方が約0.8ms程速い値になっております。
| 製品名 | LG E2370V-BF | BenQ XL2410T |
|---|---|---|
| サイズ | 23インチワイド | 23.6インチワイド |
| 解像度 | 1920x1080 | 1920x1080 |
| 表面処理 | 非光沢 | 非光沢 |
| パネル方式 | IPS | TN |
| バックライト | LED | LED |
| 入力端子 | D-Subx1 DVIx1 HDMI端子x2 |
D-Subx1 DVIx1 HDMI端子x1 |
| 消費電力 | 39W | 40W |
| 輝度 | 250 cd/m2 | 300 cd/m2 |
| 重量 | 4.36kg | 6.37kg |
| 応答速度 | 4.2ms(GTG1.2ms) | 5ms(GTG2ms) |
残像感のチェック
「BenQ XL2410T」は120Hzで駆動する点が特徴であるため、まずは「LG E2370V-BF」と残像感について比較したいと思います。
残像感のチェックでは「液晶応答速度&低解像度チェック」というソフトを使って計測しました。私の目測ですが60Hz駆動の「LG E2370V-BF」がだいたい7~8ms、「BenQ XL2410T」が5~6msという結果になりました。この時点で(私の目測ではありますが)2msという差です。
今度は「BenQ XL2410T」を120Hz駆動で測定したところ、4msという結果でした。その差はなんと(私の目測ではありますが)3msです。やはり60Hz駆動と120Hz駆動の差は大きく、120Hz駆動の「BenQ XL2410T」の方が速い動きのゲームに適していると思います。

動きの速いアクションゲームやシューティングゲームでは「BenQ XL2410T」の方が向いている
120Hz駆動では表示される画像を60Hzの2倍の速度(120分の1秒)で書き換えることによって残像を低減しています。ちなみに120Hzで駆動させるにはPC側からモニターの設定で変更できます。ちゃんと120Hzで駆動しているかどうか確認するには「BenQ XL2410T」のOSDメニューの情報という項目から確認できます。RPGやアドベンチャーゲームではあまり差が分かりませんが、動きの速いアクションゲームやシューティングゲームをプレイされる方にとってはこの差は結構大きいでしょう。

「BenQ XL2410T」では120Hz駆動が可能
ゲームの快適さを比較
実際にゲームをして両機種の違いをチェックしていきます。プレイするゲームは残像感が分かりやすいFPSと表示遅延の分かりやすい格闘ゲームの2種類です。それではその違いを見ていきましょう。
FPSでは「BenQ XL2410T」の方が上
FPSゲームでは「コールオブデューティー:ブラックオプス」をプレイしました。
まず残像感ですが60Hz駆動では正直あまり違いは感じられません。しかし、「BenQ XL2410T」の方で120Hz駆動でプレイしてみると、驚きの違いです。多少ゲームは重くなりますが、視点を移動した際の背景やオブジェクトがはっきり表示されており、ヌルヌル動いてくれます。私自信FPSを120Hzでプレイしたことがなかったので、思わず声が出てしまうほどです。
「BenQ XL2410T」にはAMAというBenQ独自の残像低減機能が搭載されています。OSDメニューからオンとオフを切り替えることができ、標準ではオンになっています。実際にオンとオフで比べてみましたがあまり違いがわかりませんでした。
画質では「LG E2370V-BF」の方がくっきり表示されています。超解像度モードを強にしてプレイしてみると、視点移動の際に標準の時よりも多少残像の表れが見られました。動きの激しいアクションゲームやFPSなどのシューティングでは超解像度モードはあまり向かないでしょう。
「BenQ XL2410T」にはFPSモードというモノが搭載されています。これはFPSをプレイする際、ディスプレイのガンマ値を最適化して暗い所でも敵の視認性を向上してくれます。このモードに120Hz駆動が加われば、非常にプレイしやすいです。

FPSモードでは映像が明るく表現され、敵の視認性が向上する
「BenQ XL2410T」はアスペクト比固定の種類も多いです。640×480ドットや800×600ドットなど自由に設定することが可能です。ちなみに「LG E2370V-BF」の方にはフルサイズとオリジナルサイズと1:1しかサイズがありません。

「BenQ XL2410T」はアスペクト比の設定が豊富
格闘ゲームでは「LG E2370V-BF」
格闘ゲームでは「スーパーストリートファイターIV」をプレイしました。主に表示遅延を見ていきます。格闘ゲームに限らず、シューティングゲームにおいても表示遅延というのはかなりの曲者で、少しの入力の遅れが命取りになってしまいます。
両機種とも表示遅延低減機能として、「LG E2370V-BF」にはスルーモード、「BenQ XL2410T」の方にはインスタンスモードというものが搭載されています。まず「BenQ XL2410T」のインスタンスモードをオンとオフで比べて見たところ、あまり違いはない印象です。あったとしても1Fくらいでしょう。「LG E2370V-BF」のスルーモードではオンとオフではかなり違いがあり、オフではプレイに支障が出るほど遅延を感じました。
両機種の表示遅延を比べてみたところ「LG E2370V-BF」の方が表示遅延は少なく、目押しも「LG E2370V-BF」の方が入力しやすいと感じます(ただし個人差はあると思います)。少なくとも私がこれまでプレイしてきた液晶ディスプレイの中では最も表示遅延が少ないと感じました。

「LG E2370V-BF」のほうが表示遅延は少なく感じる




