Acer B243HLBbmdrzのレビュー

節電に最適な液晶ディスプレイ
Acer B243HLBbmdrzは、節電が要請されている今、消費電力が17.35Wと少ない24型ワイドLED液晶ディスプレイです。
黒の表現が得意なVAパネルを搭載しながら、本体価格が約2万円と安価なことも魅力です。
機能面でも、チルト機能、高さ調整、スウィーベル機能、ピボット機能を搭載し、仕事で役立つとともに見やすい位置に調整できるため目や肩への負担も少なくできます。またディスプレイ自体にUSBハブを4ポート搭載している点も便利です。
HDMIポートが無い点、応答速度が悪い点などマルチメディア向きではありませんが、仕事用に使うならおすすめの液晶ディスプレイです。
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基本スペック
Aser B243HLBbmdrzの基本スペックです。
注目したいのは消費電力の少なさです。地震の影響で節電が促されていますが、本機はそれに最適な製品と言えるでしょう。
さらに、黒の表現に優れたVAパネルを搭載している点も特徴です。HDMI端子を搭載していない点は注意が必要です。
| 製品名 | Acer B243HLBbmdrz |
|---|---|
| サイズ | 24型ワイド |
| 解像度 | 1920x1080 |
| 表面処理 | 非光沢 |
| パネル方式 | VA |
| 高さ調節機能 | 0mm~110mm |
| 入力端子 | ミニD-Sub15ピン DVI-D 24ピン(HDCP対応) USB2.0ハブ(ダウンx4、アップx1) |
| スピーカー | 2W+2W |
| 消費電力 | 通常:17.15W(メーカーカタログ値) スタンバイ/オフモード:0.55W/0.45W |
| その他 | アナログケーブル(ミニD-sub15ピン、1.6m) DVI-Dケーブル(1.6m) 電源ケーブル(1.6m) オーディオケーブル(1.8m) |
消費電力のチェック

輝度最小時と最大時の消費電力
本製品の仕様を確認すると、他社と比べて消費電力が17.15Wと非常に少ないです。
実際にワットチェッカーで消費電力を計測してみたところ、輝度を最小にした場合で約15W、輝度最大にした場合で34Wとなりました。
実際に使用するときは、輝度設定が10~20でちょうど良いと思うのですが、この場合、17~19Wとなります。
LED液晶ディスプレイであれば、似たような消費電力の製品はありますが、少なくとも本機は、24型クラスではトップレベルの消費電力の少なさだと思います。
画質及び視野角のチェック
VAパネルは黒が引き締まる

黒の締まりが良いです。
VAパネルの大きな特徴は黒の締まりが良いことです。VAパネルは画面が暗い時、バックライトを完全に遮断することができるため、より純粋な黒を表現することが可能です。他のパネルの場合、画面が暗い時でも多少のバックライトの光の漏れがあるため、黒色がうっすらグレーがかる場合があります。
実際にB243HLBbmdrzで黒を中心とした画像でチェックしてみた所、やはり黒の再現は綺麗です。TNパネルと比較してみましたが、その差は明確です。また各色の明暗も鮮明に表示されます。
色域はそれほど広くはないです。緑や赤がやや薄い色(やや白っぽい色)になっています。ただし、2、3万円という価格帯の製品としては普通の色域だと思います。撮影した写真のチェック等をする方には物足りないかもしれませんが、ネットやオフィスなどの用途なら全く問題ないです。
ギラツキは、ほとんど感じられませんでした。見やすいです。
表示モードは5種類

B243HLBbmdrzは、5つの表示モードを切り替えることができます。
表示モードは、「ユーザー設定」、「ECO」、「標準」、「グラフィックス」、「ムービー」です。
各モードは、コンテンツに最適な輝度やコントラストが設定されています。どのモードも全体的に輝度が高いので、輝度の低いECOモードでも十分使用できます。
色温度の設定
B243HLBbmdrzの色温度は、ケルビン「K」で設定することができません。基本的には「暖色」または「寒色」の2つのどちらかを選びます。目測ではありますが、暖色は6500K、寒色は9300Kくらいだと思います。もう少し、細かく設定できたら良かったと感じます。
「ユーザー設定」を選ぶとRGBを0~100の値で調整することは可能です。ただし、一般の方にはやや敷居が高いですし、調整が難しいです。

左が暖色 右が寒色
視野角はまずまず
視野角の方は、TNパネルほど悪くはないですが、下の画像のように極端に下からや左からみたときは画像が見にくくなります。しかし正面から見て中央と端では色変化は起こることなく、支障があるほど視野角は悪くありませんでした。

正面から見たとき

下から見たとき

左から見たとき
動画と残像感のチェック
1200万:1のダイナミックコントラストで動画も綺麗

劇場版マクロスFのブルーレイディスクを再生
B243HLBbmdrzは通常時のコントラスト比は3000:1ですが、Acer独自のACMテクノロジーと白色LEDバックライトとの効果により最大で1200万:1という超高コントラスト比を実現しています。
ダイナミックコントラストは動画再生時やゲームプレイ時、画面の最も「明るい部分」と「暗い部分」で輝度を変えていく事でコントラスト比を向上しています。そのため黒と白の差が大きく、表示にメリハリが出て見た目がより鮮明な画質になります。
実際にブルーレイディスクを視聴してみたところ、色の表示にメリハリがあり、素早い映像の変化でも不自然な明るさになることもなく、画質がより綺麗に見えました。
応答速度は遅め

「液晶応答速度&低解像度チェック」というソフトを使って
計測した応答速度は約8ms~8.5ms
VAパネルのデメリットはやはり応答速度です。
メーカー発表では標準時の応答速度が25msで、中間色で8msとかなり遅めです。実際にソフトで計測してみたところ、だいたい8ms~8.5ms程でした。
動画再生やゲームプレイでは通常それほど気になる残像はありませんが、あまりにも速い動きとなると少し残像が気になったので、高速描写を行うFPSやアクションゲーム、格闘ゲームには不向きだと思います。またHDMI入力端子が非搭載なので、PS3や、XBOX360を繋ぐことができませんのでご注意ください。
機能のチェック

チルト機能は傾き-5度~+15度

スウィーベル機能(回転)は+45度~-45度

高さ調節は0mm~110mmと高め

ピボット機能でネット等の閲覧も快適です。
続いてB243HLBbmdrzのディスプレイ位置の調整機能に迫っていきます。B243HLBbmdrzは高さ調整だけでなく台座を動かすことなくディスプレイを左右に調整できるスウィーベル機能、ディスプレイを90度回転させるピボット機能が搭載しています。かなり融通が効き、モニターアームに近い自由度があります。
パソコンで作業する方にとってチルト、スウィーベル、高さ調整というこの三つの機能は意外と軽視しがちですが、実はとっても大事な機能なのです。ディスプレイの位置を自身の姿勢や目の高さに応じて微調整することによって目への負担を抑えることができ、長時間作業でも目が疲れにくくなるという効果があります。
欲を言えば、チルト機能の傾きがもう少しできればなと思いました。
そして何よりも便利なのがピボット機能です。ディスプレイを簡単に縦表示にすることができ、ネットだけでなく書類の閲覧もスクロール量が減ることでさらに作業がはかどります。デュアルディスプレイやトリプルディスプレイで作業する方にも大変便利な機能です。
外観のチェック

全体の外観です。枠にはテカりはなく、パネルは非光沢です。

背面の外観です。

ピボット機能でネット等の閲覧も快適です。

側面には二つのUSBポート(ダウン)を搭載

入力端子とUSBポート(アップ×1、ダウン×2)です。※アップはPCとの接続に使用

電源部分とAUDIO IN端子です。
スピーカーのチェック
B243HLBbmdrzには2W+2Wのステレオスピーカーが内蔵されています。2W+2Wなので「いちおう音が鳴る」という程度です。
音にこだわる方は外付けのスピーカーを使用した方が良いです。
Acer B243HLBbmdrz まとめ
下記に、Acer B243HLBbmdrzのプラス点とマイナス点をまとめます。
Acer B243HLBbmdrzのプラス点
Acer B243HLBbmdrzのマイナス点
以上から、マルチメディア向けではないものの、オフィスやネットなどの用途で主に仕事で使用するなら非常におすすめの製品です。
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